中山家住宅塀とは

中山家住宅塀は、大阪府松原市別所6丁目の中山家住宅の外周に巡らされた江戸時代後期の瓦葺の塀で、平成16年(2004年)3月2日に登録有形文化財(建造物)として登録された。

敷地を囲む石積みの水路に沿って建ち、登録された延長は57メートルに及ぶ。屋敷の14件のうち、建物ではない工作物として登録されているのはこの塀だけである。

中山家住宅塀の価値 ― 水路とともに屋敷を囲む

中山家住宅塀は、石積みの水路とあわせて屋敷の外周を形づくる。水路と塀の二重の境界は、豪農の屋敷の囲いとして外からの眺めを整えるとともに、蔵や長屋をつなぐ役目を果たしている。

塀は主屋の東端から北の本蔵へ、裏門から長屋へ、長屋から南へと、建物と建物のあいだを埋めるように続く。屋敷の北と西の輪郭は、長屋や本蔵とこの塀が一体となってつくっている。

中山家住宅塀の見どころ ― 区間ごとに変わる仕上げ

中山家住宅塀は、区間によって外側の仕上げを変えている。主屋の東端から本蔵までの22メートルは縦羽目板張と黒漆喰塗り、裏門から長屋までの8メートルは縦羽目板張、長屋から南へ延びる27メートルは縦羽目板張と土壁である。

内側では須柱に石の控え柱を添えて塀を支える。仕上げは主屋から本蔵のあいだが白漆喰塗りで、ほかは土壁になっている。外は黒、内は白と、本蔵及び裏門と同じく内外で表情を変えた区間がある。

中山家住宅塀の見学

中山家住宅は居住中の住宅で、敷地内には入れない。中山家住宅塀の外側は水路沿いにあり、敷地の北と西の外から、区間ごとに変わる縦羽目板と黒漆喰、土壁の仕上げを見比べることができる。

内側の白漆喰や石の控え柱は敷地の中なので見えない。外から見る際は道路から静かに眺めるにとどめたい。行き方は中山家住宅のページにまとめてある。

Q&A

Q中山家住宅塀の長さは?
A登録上の延長は57メートルです。主屋東端から本蔵まで22メートル、裏門から長屋まで8メートル、長屋から南へ27メートルの区間からなります。
Q中山家住宅塀は外から見られますか?
A見られます。敷地を囲む石積みの水路沿いに建っているため、外側の仕上げを敷地の外から見ることができます。
Q中山家住宅塀はどんなつくりですか?
A瓦葺の塀で、外側は区間により縦羽目板張・黒漆喰・土壁を組み合わせ、内側は須柱に石の控え柱を添えています。
Q中山家住宅塀はいつ登録されましたか?
A江戸時代後期のもので、平成16年(2004年)3月2日に中山家住宅のほかの13件とともに登録有形文化財となりました。
Q中山家住宅塀の内側は見られますか?
A見られません。内側の白漆喰や石の控え柱は敷地の中にあり、中山家住宅は非公開です。

基本情報

名称中山家住宅塀
所在地大阪府松原市別所6-623
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成16年(2004年)3月2日登録
員数1棟
寸法延長57メートル
所有者個人
公開状況非公開(居住中の住宅。塀の外側は敷地の外から見える)

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)中山家住宅塀
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00004011
松原市 国登録有形文化財 中山家住宅
https://www.city.matsubara.lg.jp/docs/page3510.html

最終更新日: 2026.09.25