中山家住宅南蛮蔵とは
中山家住宅南蛮蔵は、大阪府松原市別所6丁目の中山家住宅に建つ江戸時代後期の土蔵で、砂糖などの渡来品を納めた蔵として知られ、平成16年(2004年)3月2日に登録有形文化財(建造物)として登録された。
敷地の東辺にあり、主屋の東端に接続して建ち、南には客間の寮が続く。土蔵造の平屋で、桁行2間半・梁間2間、建築面積は22平方メートル。屋根は切妻造の本瓦葺である。
中山家住宅南蛮蔵の価値 ― 舶来品を納めた蔵
「南蛮」は本来、ポルトガルやスペインなど南方から来た人や品を指した言葉で、のちには海外渡来の品物全般を呼ぶのにも使われた。文化庁の解説によれば、中山家住宅南蛮蔵には砂糖などの渡来品が納められていた。
米や道具、炭と綿、陶磁器といった具合に、中山家住宅では納める物ごとに蔵が分かれている。そのなかに舶来品専用の蔵があることは、近世後期の河内の豪農が遠方の産物を手に入れ、蓄えていたことを具体的に示す。
中山家住宅南蛮蔵の見どころ ― 曲がった梁の小屋組
中山家住宅南蛮蔵で目を留めたいのは屋根裏の構造である。曲がった材をそのまま生かした梁を2本渡し、その上に立てた束を貫で固めて、母屋と地棟を受けている。自然の曲がりを強さに変える、民家の大工らしい木の使い方だ。
戸口は西面、つまり屋敷の内側に向いて開き、本瓦葺の庇が付く。外壁は漆喰塗りで、腰を縦羽目板張とする。
中山家住宅南蛮蔵の見学
中山家住宅南蛮蔵は主屋の東端に接して建ち、戸口も屋敷の内側を向いているため、敷地の外からその姿を確かめることはできない。中山家住宅は居住中の住宅で、敷地内・建物内とも非公開である。
屋敷の配置と外から見える範囲は、中山家住宅のページにまとめてある。
Q&A
- 中山家住宅南蛮蔵には何が納められていましたか?
- 文化庁の解説によると、砂糖などの渡来品が納められていました。
- 中山家住宅南蛮蔵はどこにありますか?
- 中山家住宅の敷地の東辺で、主屋の東端に接して建ち、南には寮が続いています。
- 中山家住宅南蛮蔵の構造の特徴は?
- 土蔵造平屋で、屋根裏では曲がった材の梁2本の上に束を立て、貫で固めて母屋と地棟を受けています。屋根は切妻造の本瓦葺です。
- 中山家住宅南蛮蔵は見学できますか?
- 見学できません。中山家住宅は居住中の住宅で、敷地内・建物内とも公開されていません。
- 中山家住宅南蛮蔵はいつ登録されましたか?
- 江戸時代後期の建物で、平成16年(2004年)3月2日に中山家住宅のほかの13件とともに登録有形文化財となりました。
基本情報
| 名称 | 中山家住宅南蛮蔵 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府松原市別所6-623 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成16年(2004年)3月2日登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 建築面積22平方メートル |
| 所有者 | 個人 |
| 公開状況 | 非公開(居住中の住宅のため敷地内・建物内とも見学不可) |
参考文献
- 国指定文化財等データベース(文化庁)中山家住宅南蛮蔵
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00004003
- 松原市 国登録有形文化財 中山家住宅
- https://www.city.matsubara.lg.jp/docs/page3510.html
最終更新日: 2026.09.25