吉田家住宅北二軒長屋とは

吉田家住宅北二軒長屋は、大阪府大阪市北区豊崎にある大正期(1912〜1925年)の木造2階建の二軒長屋で、平成20年(2008年)に国の登録有形文化財に登録された。豊崎長屋と呼ばれる吉田家住宅のうち、敷地の東側で、東長屋と南二軒長屋の間に建つ。地番は豊崎1-50。

屋根は桟瓦葺の切妻造で、内部を南北の2戸に分ける。建築面積は61㎡で、塀が付く。吉田家住宅の長屋のなかでは南二軒長屋と並ぶ小ぶりの棟である。

吉田家住宅北二軒長屋が登録された理由

吉田家住宅北二軒長屋は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録有形文化財になった。文化庁の解説は、主屋とともに、かつての路地空間の面影を伝えている点を挙げる。

吉田家住宅北二軒長屋が評価されたのは、1棟の造りよりも路地の景色をつくる役割である。小さな二軒長屋であっても、高塀と門を構えて路地に面することで、主屋から続く屋敷の景観の一部になっている。

吉田家住宅北二軒長屋の見どころ

吉田家住宅北二軒長屋は、北隣の東長屋と同じように、主屋と意匠をそろえた高塀をめぐらせ、北寄りに門を開く。東長屋から北二軒長屋へと同じ塀が続くため、路地の片側にそろいの塀が並ぶ眺めになる。

大阪公立大学の小池志保子教授は、豊崎長屋に舗装されていない土の路地が残ることを特徴に挙げている。そろいの塀と土の路地の組み合わせは、文化庁の解説がいう往時の路地空間の面影に重なる。

吉田家住宅北二軒長屋の見学

吉田家住宅北二軒長屋は住まいとして使われ、内部は公開されていない。塀と門は路地の側にある。

塀の内側は住む人の前庭である。路地から塀の続き具合を眺めるにとどめ、門の内側には入らないようにしたい。

Q&A

Q吉田家住宅北二軒長屋はどこにありますか?
A吉田家住宅の敷地の東側で、東長屋と南二軒長屋の間に建っています。地番は豊崎1-50です。
Q吉田家住宅北二軒長屋はいつ建てられましたか?
A文化庁のデータベースでは大正期(1912〜1925年)とされています。平成20年(2008年)に登録有形文化財となりました。
Q吉田家住宅北二軒長屋は何戸の長屋ですか?
A南北に分かれた2戸です。木造2階建、切妻造桟瓦葺で、建築面積は61㎡です。
Q吉田家住宅北二軒長屋はなぜ登録有形文化財になったのですか?
A「国土の歴史的景観に寄与しているもの」としての登録です。主屋とともに往時の路地空間の面影を伝えていると評価されました。
Q吉田家住宅北二軒長屋は見学できますか?
A住まいとして使われており、内部は公開されていません。

基本情報

名称吉田家住宅北二軒長屋
所在地大阪府大阪市北区豊崎1-50
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成20年(2008年)登録
員数1棟
寸法建築面積61㎡
所有者文化庁データベースに記載なし
公開状況非公開(住宅として使用)

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)吉田家住宅北二軒長屋
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00007255
文化遺産オンライン 吉田家住宅北二軒長屋
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/120327
大阪市立住まい情報センター「あんじゅ」94号 企画展「大阪の長屋」
https://www.osaka-angenet.jp/ange/ange94/260000604

最終更新日: 2026.10.01