吉田家住宅西長屋とは

吉田家住宅西長屋は、大阪府大阪市北区豊崎にある大正期(1912〜1925年)の木造2階建の4戸長屋で、平成20年(2008年)に国の登録有形文化財に登録された。豊崎長屋と呼ばれる吉田家住宅のうち、名前に反して主屋の南側にあり、路地を挟んで主屋の南に位置する。地番は豊崎1-48。

棟は南北に通り、桟瓦葺の屋根の北端を入母屋造、南端を切妻造とする。南北に4戸を並べ、どの戸も間取りは同じで、東の面の南寄りに玄関を開き、1階の奥を台所とする。2階は六畳が1室。建築面積は79㎡で、塀が付く。

吉田家住宅西長屋が登録された理由

吉田家住宅西長屋は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録有形文化財になった。文化庁の解説は、東の面に桁行いっぱいに付く軒庇を、建てられた当初の形式を伝えるものとして挙げている。

1階に玄関と台所、2階に六畳1室という間取りを、4戸とも同じ形で残している。戸ごとの改変で外観がばらばらになることなく、建てられた当時の長屋の姿を保っている。

吉田家住宅西長屋の見どころ

吉田家住宅西長屋の屋根は、一方の端を入母屋造、もう一方を切妻造とする。同じ組み合わせは主屋にも見られ、主屋は東西の棟、西長屋は南北の棟で、向きを変えて同じ納め方を繰り返している。

東の面では、4戸の玄関の上を1本の軒庇が端から端まで覆う。戸ごとに庇を切らずに通しているので、路地側から見ると吉田家住宅西長屋は横に長い1枚の顔を見せる。

吉田家住宅西長屋の見学

吉田家住宅西長屋は住まいとして使われ、内部は公開されていない。玄関と軒庇のある東の面は路地に向いている。

路地は住む人が日々行き来する場所でもある。外観を眺めるときは、玄関先に立ち止まらず、通行の妨げにならないよう心がけたい。

Q&A

Q吉田家住宅西長屋はどこにありますか?
A吉田家住宅の主屋の南側に、路地を挟んで建っています。名前は西長屋ですが、位置は主屋の南です。地番は豊崎1-48です。
Q吉田家住宅西長屋はいつ建てられましたか?
A文化庁のデータベースでは大正期(1912〜1925年)とされています。平成20年(2008年)に登録有形文化財となりました。
Q吉田家住宅西長屋の間取りはどうなっていますか?
A南北に4戸が並び、どの戸も東の面の南寄りに玄関、1階の奥に台所、2階に六畳1室という同じ間取りです。
Q吉田家住宅西長屋の屋根にはどんな特徴がありますか?
A桟瓦葺で、北の端が入母屋造、南の端が切妻造です。東の面には桁行いっぱいに軒庇が付きます。
Q吉田家住宅西長屋は見学できますか?
A住まいとして使われており、内部は公開されていません。

基本情報

名称吉田家住宅西長屋
所在地大阪府大阪市北区豊崎1-48
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成20年(2008年)登録
員数1棟
寸法建築面積79㎡
所有者文化庁データベースに記載なし
公開状況非公開(住宅として使用)

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)吉田家住宅西長屋
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00007252
大阪市立住まい情報センター「あんじゅ」94号 企画展「大阪の長屋」
https://www.osaka-angenet.jp/ange/ange94/260000604

最終更新日: 2026.10.01