大谷家住宅米蔵とは

大谷家住宅米蔵は、埼玉県深谷市稲荷町にある昭和6年(1931年)建築の鉄筋コンクリート造2階建の蔵で、平成16年(2004年)に国の登録有形文化財となった。

主屋のある敷地とは道路を挟んだ北側、稲荷町2-4-34に建つ。南に面した切妻造の平入りで、屋根は桟瓦葺、建築面積は80平方メートルである。

大谷家住宅米蔵の登録の理由と価値

外壁はモルタル塗りに目地を刻み、石積みのように見せている。屋根を支える小屋組は木造で、キングポストトラスが桁と垂木を受ける。

鉄筋コンクリートの躯体に木造の洋小屋を載せた構成を、文化庁の登録記録は当時の混構造を示すものと評価する。登録基準は「造形の規範となっているもの」である。

大谷家住宅米蔵の見どころ

大谷家住宅米蔵は、登録された9件のなかで唯一の鉄筋コンクリート造である。同じ昭和6年(1931年)に完成した主屋が伝統的な木造の技を尽くしたのに対し、米を納める蔵には新しい構造が選ばれた。

外観の見どころは壁の目地である。モルタルの面に切った目地が石のブロックを積んだような陰影をつくり、コンクリートの箱を重厚な石造建築らしく見せている。その上に和風の桟瓦の屋根が載る組み合わせも、昭和初期らしい折衷の形といえる。

大谷家住宅米蔵の見学方法

大谷家住宅米蔵は個人の所有で、内部は公開されていない。

米蔵は南に面して建ち、主屋の敷地とのあいだを道路が通る。外観を見るとすればこの道路側からになる。住宅地の中なので、立ち止まる時間は短くしたい。屋敷への行き方は大谷家住宅のページにまとめてある。

Q&A

Q大谷家住宅米蔵はどのような構造ですか?
A鉄筋コンクリート造2階建で、屋根は木造のキングポストトラスで支える桟瓦葺です。外壁はモルタルに目地を刻んで石造風に見せています。
Q大谷家住宅米蔵はどこにありますか?
A大谷家住宅の主屋のある敷地から道路を挟んだ北側、深谷市稲荷町2-4-34にあります。
Q大谷家住宅米蔵は見学できますか?
A個人の所有で内部は公開されていません。外観を見るとすれば南側の道路からになります。
Q大谷家住宅米蔵はいつ建てられましたか?
A昭和6年(1931年)、主屋と同じ年の建築です。平成16年(2004年)に国の登録有形文化財となりました。
Q大谷家住宅米蔵の外壁はどうなっていますか?
Aモルタル塗りに目地を刻み、石を積んだように見せています。

基本情報

名称大谷家住宅米蔵
所在地埼玉県深谷市稲荷町2-4-34
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成16年(2004年)2月17日登録
員数1棟
寸法鉄筋コンクリート造2階建、瓦葺、建築面積80平方メートル
所有者大谷商事合資会社
公開状況非公開(外観は道路側から見る形になる)

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「大谷家住宅米蔵」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00003842
深谷市「国指定等の文化財」
https://www.city.fukaya.saitama.jp/rekishi_bunkazai/shinobunkazai/1391665872242.html

最終更新日: 2026.09.25