西堀酒造仕込蔵とは
西堀酒造仕込蔵は、栃木県小山市粟宮にある大正中期の酒蔵の仕込蔵で、平成20年(2008年)4月18日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「にしぼりしゅぞうしこみぐら」。
文化庁の記録では、土蔵造平屋建、瓦葺、建築面積239平方メートルで、平成7年(1995年)に改修されている。登録番号は09-0171である。
大谷石の基礎に立つ細長い土蔵
西堀酒造仕込蔵は、敷地の東寄りに建つ南北棟の土蔵造で、桁行28メートル、梁間5.9メートルの細長い平面をもつ(文化庁)。屋根は切妻造の桟瓦葺で、西面には幅2.8メートルの瓦葺の庇を付ける。
大谷石を切石積にした基礎の上に建ち、外壁は白い漆喰塗、腰は簓子(ささらこ)で押さえた下見板張とする。窓の上には鉄板葺の小さな庇がそれぞれ付く(文化庁)。
登録有形文化財としての価値
文化庁は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録した。解説は、大谷石の基礎に白漆喰の壁と下見板張の腰を重ねた構成を記したうえで、窓上の鉄板葺の庇が外観に陰影を加えていると評価している。
創業の蔵と店舗への改装
会社の沿革は、創業者の西堀源治郎が明治5年(1872年)に呉服問屋佐野屋から買い受けた蔵がこの仕込蔵であり、江戸末期の建物だと説明している。文化庁は大正中期の建築としており、二つの説明は一致していない。
会社によれば、昭和の最盛期には年に約3,000石(一升瓶で30万本)をこの仕込蔵で造っていた。平成7年(1995年)に店舗へ改装され、直営の「前蔵アンテナショップ」として開店した。
見どころ
見どころは、28メートルにわたって続く白壁と、窓ごとに落ちる小庇の影である(文化庁)。足元の大谷石の切石積と、腰の下見板の黒い帯が、白壁の明るさを引き締めている。西面に張り出す幅2.8メートルの瓦葺庇も、この蔵の外観を特徴づける。
見学について
登録された4件のうち、店舗として内部に入れるのはこの西堀酒造仕込蔵である。直営のアンテナショップとして営業し、平日は午前10時30分から午後5時30分、土日祝日は午前10時から午後5時に開いている(元日休み、2026年10月時点の会社の案内)。店内で試飲ができる。撮影の可否について公式の案内は確認できなかった。
Q&A
- 西堀酒造仕込蔵はいつ建てられましたか?
- 文化庁は大正中期の建築としています。会社は江戸末期の建物と説明しており、資料によって異なります。
- 西堀酒造仕込蔵の中には入れますか?
- 直営のアンテナショップとして営業しており、営業時間内なら入れます(会社)。
- 西堀酒造仕込蔵の大きさは?
- 桁行28メートル、梁間5.9メートルの平屋で、建築面積は239平方メートルです(文化庁)。
- 西堀酒造仕込蔵の見どころは?
- 大谷石の基礎、白漆喰の壁と下見板張の腰、窓上の鉄板葺の庇です(文化庁)。
- 西堀酒造仕込蔵が登録有形文化財になったのはいつですか?
- 平成20年(2008年)4月18日です(文化庁)。
基本情報
| 名称 | 西堀酒造仕込蔵(にしぼりしゅぞうしこみぐら) |
|---|---|
| 所在地 | 栃木県小山市大字粟宮1452 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成20年(2008年)4月18日登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 土蔵造平屋建、瓦葺、建築面積239㎡(桁行28m、梁間5.9m) |
| 所有者 | 西堀酒造株式会社(会社の案内による。文化庁データベースは記載なし) |
| 公開状況 | 直営ショップとして営業(内部に入れる) |
参考文献
- 西堀酒造仕込蔵(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00006998
- 酒蔵沿革(西堀酒造株式会社)
- https://nishiborisyuzo.com/history
- 会社概要・アクセス(西堀酒造株式会社)
- https://nishiborisyuzo.com/company
最終更新日: 2026.10.29