和歌山県の史跡名勝天然記念物
和歌山県 · 史跡名勝天然記念物
和歌山県串本町・紀伊大島の東端に建つ樫野埼灯台は、英国人技師ブラントンが設計し1870年に初点灯した日本最古の現役石造灯台。その沖合では1890年にトルコ軍艦エルトゥールル号が遭難し、貧しい島民が献身的に救助した出来事が、今も続く日本とトルコの友情の原点となりました。灯台・船甲羅・遭難者上陸地・遭難者墓地の4要素は2021年に国指定史跡となり、近代日本と国際交流の物語を伝える稀有な聖地として訪れる人を魅了し続けています。
和歌山県田辺市、鳥巣半島の西岸に広がる国の天然記念物。約1500万年前の地震で液状化した泥が砂岩の割れ目に注入され固まった砕屑岩脈で、500脈以上が1.5キロにわたり続く国内最大規模。干潮時、磯の上に無数の黒い筋が現れる。
和歌山県那智勝浦町に位置する那智大滝は、落差133メートルを誇る日本一の直瀑であり、飛瀧神社の御神体として古来より信仰を集めてきました。国指定名勝、ユネスコ世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産として、熊野三山・熊野古道と共に自然と信仰が融合した聖地を形成しています。
和歌山県串本町の海岸から紀伊大島へ、大小約40の岩が約850メートルにわたり一直線に並ぶ名勝・天然記念物。約1500万年前に泥岩へ貫入した硬い岩が波の侵食で石柱として残った。干潮時には弁天島まで歩いて渡れ、岩間から昇る朝日も名高い。
和歌山県田辺市の湯の峰温泉に群生するユノミネシダは、熱帯・亜熱帯に広がる暖地性のシダ。1887年に当地で日本初の記録がなされ、地熱に支えられて育つ。国内分布の北限として、1928年に国の天然記念物に指定された。
和歌山市の和歌川河口に開ける国指定の名勝。神亀元年に聖武天皇が行幸して明光浦と名づけ、歌人の山部赤人が万葉集に詠んだ干潟と片男波の砂嘴を中心に、玉津島神社や江戸時代の不老橋・三断橋・観海閣などが点在する。