上杉神社稽照殿とは

上杉神社稽照殿は、山形県米沢市丸の内の米沢城跡に鎮座する上杉神社の宝物殿で、大正8年(1919年)の米沢大火の後、神社の再建にあたって大正12年(1923年)に開館した鉄筋コンクリート造の建物であり、平成10年(1998年)7月23日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「うえすぎじんじゃけいしょうでん」(文化庁、稽照殿)。

文化庁の記録では、鉄筋コンクリート造2階建、銅板葺、建築面積149平方メートル。登録番号は06-0027で、所有者は宗教法人上杉神社である。

伊東忠太と稽照殿

稽照殿によれば、上杉神社と稽照殿の設計者は、明治時代の社寺建築の泰斗で文化勲章受章者、米沢市の名誉市民でもある建築家伊東忠太である。「稽照」の名は、『古事記』序文の「稽古照今」(古を稽え、今に照らす)に由来する。

館内には上杉謙信、初代米沢藩主上杉景勝、9代藩主上杉鷹山の遺品・遺墨を中心に、甲冑、刀剣、武具、絵画、書跡、服飾など多種多様な品を収蔵し、国の重要文化財を含む優品がある(稽照殿)。米沢観光コンベンション協会によれば、謙信所用の「色々威腹巻(重要文化財)」なども見ることができる。

登録有形文化財としての価値

上杉神社稽照殿は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説は、鉄筋コンクリート造で和風の外観を比較的忠実に再現し、上杉家由来の品を納める宝物殿として親しまれていると評価している。

見どころ

上杉神社稽照殿は全体を2層の銅板葺きとし、2階には高欄を廻す(文化庁)。鉄筋コンクリートで和風の社寺建築の姿を写した、大正期の宝物殿である。

展示品は定期的に入れ替えられ、季節ごとの企画展が開かれる(稽照殿、米沢観光コンベンション協会)。

見学について

稽照殿によれば、開館時間は9時30分から16時(最終入館15時45分)で、開館期間は3月中旬から11月25日まで(上杉雪灯篭まつりの期間も開館)。拝観料は一般700円、高大生400円、小中生300円。8月を除く第2水曜日と展示替え期間は休館する。

所在地は米沢市丸の内1丁目4-13。JR米沢駅から車・タクシーで約10分、バスで「上杉神社前」下車。問い合わせは0238-20-6295(稽照殿)。

Q&A

Q上杉神社稽照殿はいつ建てられましたか?
A大正8年の米沢大火後の再建にあたり、大正12年(1923年)に開館しました(稽照殿)。
Q稽照殿を設計したのは誰ですか?
A建築家伊東忠太です(稽照殿)。文化庁は伊東忠太の設計と伝えるとしています。
Q「稽照」という名前の由来は?
A『古事記』序文の「稽古照今」に由来します(稽照殿)。
Q稽照殿では何が見られますか?
A上杉謙信・景勝・鷹山ゆかりの甲冑や刀剣、書画などです。展示は入れ替えがあります(稽照殿)。
Q上杉神社稽照殿が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成10年(1998年)7月23日です。

基本情報

名称上杉神社稽照殿(うえすぎじんじゃけいしょうでん)
所在地山形県米沢市丸の内1丁目4-13
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成10年(1998年)7月23日登録
員数1棟
寸法鉄筋コンクリート造2階建、銅板葺、建築面積149平方メートル
所有者宗教法人上杉神社
公開状況冬季休館、拝観料一般700円

参考文献

上杉神社稽照殿(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00000559
稽照殿について(上杉神社 稽照殿)
https://uesugi-keishoden.jp/about/
ご利用案内(上杉神社 稽照殿)
https://uesugi-keishoden.jp/info/
アクセス(上杉神社 稽照殿)
https://uesugi-keishoden.jp/access/
稽照殿(米沢観光コンベンション協会)
https://travelyonezawa.com/spot/keishoden/

最終更新日: 2026.10.11