永住寺本堂とは

永住寺本堂は、愛知県新城市字裏野の曹洞宗寺院、永住寺に元禄10年(1697年)に建てられた建物で、令和元年(2019年)12月5日に国の登録有形文化財に登録された。読みは「えいじゅうじほんどう」、登録番号は23-0536である。文化庁の記録では、木造平屋建、瓦葺で、建築面積は298平方メートル。新城市によれば、享保2年(1717年)に杮葺から瓦葺へ改修された。

登録の理由と価値

永住寺本堂は「造形の規範となっているもの」として登録された。文化庁の解説によれば、境内中央に南面して建つ入母屋造桟瓦葺の本堂で、2列6室の平面の後列中央を内陣とする。前面に畳敷の広縁を通し、内陣前の2本の柱と来迎柱は円柱、ほかは角柱である。

広縁はもとは縁と土間で書院に通じており、曹洞宗本堂の特徴を示す(文化庁)。新城市は、近世曹洞宗の伽藍の中心的な堂宇として宗門の伝統を守った建物と評価している。

見どころ

内陣の構えに注目したい。新城市によれば、前面の3つの柱間の中央を高くして虹梁を渡し、上に彫刻欄間を入れ、三ツ斗の組物を置く。奥には来迎柱を立てて格天井を張り、禅宗様の須弥壇を設けて本尊を祀る。

前面の広縁は、当初は手前が通路土間で、庫裡と衆寮・禅堂を結ぶ通路だったことが、柱に残る痕跡から分かっている(新城市)。

見学について

伽藍全体の構成と問い合わせ先は永住寺のページにまとめてある。見学の条件についての公的な案内は見当たらない。

Q&A

Q永住寺本堂はいつ建てられましたか?
A元禄10年(1697年)の建築で、享保2年(1717年)に杮葺から瓦葺へ改修されました。
Q永住寺本堂が登録有形文化財になったのはいつですか?
A令和元年(2019年)12月5日に登録されました。登録番号は23-0536です。
Q本堂の間取りは?
A2列6室で、後列中央を内陣とし、前面に広縁を通します。
Q本堂の曹洞宗らしい特徴は?
A広縁がもとは縁と土間で書院に通じており、伽藍を結ぶ通路の役割を果たしていた点です。
Q永住寺本堂は見学できますか?
A見学の条件についての公的な案内は見当たりません。

基本情報

名称永住寺本堂(えいじゅうじほんどう)
所在地愛知県新城市字裏野3(永住寺)
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年令和元年(2019年)12月5日登録(登録番号23-0536)
員数1棟
寸法木造平屋建、瓦葺、建築面積298平方メートル
所有者宗教法人永住寺
公開状況見学条件の案内なし

参考文献

永住寺本堂(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00013120
永住寺本堂ほか6棟(新城市)
https://www.city.shinshiro.lg.jp/kanko/minzokugeino/eijuji-hondo.html

最終更新日: 2026.10.05