永住寺禅堂とは
永住寺禅堂は、愛知県新城市字裏野の曹洞宗寺院、永住寺に享保7年(1722年)に建てられた建物で、令和元年(2019年)12月5日に国の登録有形文化財に登録された。読みは「えいじゅうじぜんどう」、登録番号は23-0539である。文化庁の記録では、木造平屋建、金属板葺で、建築面積は72平方メートル。
登録の理由と価値
永住寺禅堂は「造形の規範となっているもの」として登録された。文化庁の解説によれば、本堂の南西に東面して建つ切妻造の南北棟で、正面に切妻の向拝を付ける。内部は前面に土間を通し、南北を引違戸とする。床上は両脇間と奥の1間幅を板敷、中央を畳敷とし、西背面の張出しを仏壇とする。
中央の畳敷はもとは土間であった(文化庁)。新城市は、当初は中央間が土間、両脇間が畳敷で坐禅の禅牀とされていたことが一目で分かると説明しており、禅宗伽藍の構成要素として重要である。
見どころ
軒に注目したい。新城市によれば、禅堂の軒には「せがい造」の持出し梁が残り、当初は茅葺であったと考えられる。現在の切妻形の向拝は後補である。
内部では、両脇間の坐禅の場と中央の通路の関係を意識して見たい。北隣の衆寮とは、一段低い屋根を架けた通路でつながる(新城市)。
見学について
伽藍全体の構成と問い合わせ先は永住寺のページにまとめてある。見学の条件についての公的な案内は見当たらない。
Q&A
- 永住寺禅堂はいつ建てられましたか?
- 享保7年(1722年)の建築です。
- 登録有形文化財になったのはいつですか?
- 令和元年(2019年)12月5日に登録されました。登録番号は23-0539です。
- 禅堂とはどのような建物ですか?
- 禅僧が坐禅を行う建物です。永住寺の禅堂は当初、両脇間を坐禅の禅牀としていました。
- 禅堂の屋根は?
- 現在は金属板葺ですが、軒のせがい造の持出し梁から当初は茅葺だったと考えられています。
- 見学できますか?
- 見学の条件についての公的な案内は見当たりません。
基本情報
| 名称 | 永住寺禅堂(えいじゅうじぜんどう) |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県新城市字裏野3(永住寺) |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 令和元年(2019年)12月5日登録(登録番号23-0539) |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 木造平屋建、金属板葺、建築面積72平方メートル |
| 所有者 | 宗教法人永住寺 |
| 公開状況 | 見学条件の案内なし |
参考文献
- 永住寺禅堂(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00013123
- 永住寺本堂ほか6棟(新城市)
- https://www.city.shinshiro.lg.jp/kanko/minzokugeino/eijuji-hondo.html
最終更新日: 2026.10.05