小原家住宅米蔵とは

小原家住宅米蔵(おはらけじゅうたくこめぐら)は、千葉県館山市南条の小原家の屋敷に建つ土蔵造2階建の蔵で、弘化2年(1845年)ごろに建てられ、平成29年(2017年)6月28日に登録有形文化財となった。建築面積は20平方メートル。平成4年(1992年)ごろに増築された部分がある。

小原家住宅の6件のなかで、建築年がいちばん古い。建築年でみれば、安政6年(1859年)ごろの主屋よりおよそ14年早い。主屋の南西に、東を向いて建つ。

2間半に2間の小さな蔵

小原家住宅米蔵の大きさは、桁行が2間半(約4.5メートル)、梁間が2間(約3.6メートル)である。屋根は切妻造の桟瓦葺で、正面の東側に下屋の庇を差し掛ける。

扉口は正面の中央よりやや北に寄せて開く。窓は北の面にだけあり、1階と2階に1か所ずつ設ける。東・南・西の面には窓を開かない。

通し柱と折置の登梁

小原家住宅米蔵の内部で目を留めたいのは小屋組である。北の壁から半間南の位置に、1階から屋根まで通る通し柱を立て、その上で棟木を受けている。

屋根を支える梁には登梁を用いる。棟に向かって斜めに架け上げる梁で、2階の頭上を広く取れる。その登梁を、柱の頭に梁を直接のせる折置の組み方で組んでいる。小さな蔵ながら、骨組みの考え方がはっきり読み取れる。

登録基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」で、登録番号は12-0221。文化庁は小原家住宅米蔵を、屋敷構えを構成する米蔵と位置づけている。

見学方法

小原家住宅米蔵は個人の所有で、内部は公開されていない。通し柱や登梁は内部の構造なので、見ることはできない。

小原家住宅米蔵は主屋の南西、敷地の内側に建つ。道から見えるのは敷地の南の辺にある門までで、米蔵は門の奥になる。私有地には立ち入らないようにしたい。

Q&A

Q小原家住宅米蔵はいつ建てられましたか。
A弘化2年(1845年)ごろで、小原家住宅の6件のなかでもっとも古い建物です。平成4年(1992年)ごろに増築されています。
Q小原家住宅米蔵の大きさはどれくらいですか。
A桁行2間半(約4.5メートル)、梁間2間(約3.6メートル)で、建築面積は20平方メートルです。
Q小原家住宅米蔵の構造の特徴は何ですか。
A北の壁から半間南に立てた通し柱で棟木を受け、登梁を折置の組み方で組んでいます。窓は北の面にだけ開きます。
Q小原家住宅米蔵が登録有形文化財になったのはいつですか。
A平成29年(2017年)6月28日です。登録番号は12-0221です。
Q小原家住宅米蔵は見学できますか。
A個人の所有で、内部は非公開です。敷地の内側に建つため、道からは見えにくい位置にあります。

基本データ

名称小原家住宅米蔵(おはらけじゅうたくこめぐら)
所在地千葉県館山市南条54
指定区分登録有形文化財(建造物) 登録番号 12-0221
指定年平成29年(2017年)6月28日登録
員数1棟
寸法土蔵造2階建、瓦葺、建築面積20平方メートル
所有者個人
公開状況非公開

参考文献

国指定文化財等データベース 小原家住宅米蔵(文化庁)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00011641
文化遺産オンライン 小原家住宅米蔵(文化庁)
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/222747
【国登録有形文化財】小原家住宅 主屋・離れ・米蔵・文庫蔵・旧長屋門・表門(館山市)
https://www.city.tateyama.chiba.jp/syougaigaku/page100122.html

最終更新日: 2026.09.28