椛島家住宅社とは

椛島家住宅社(かばしまけじゅうたくやしろ)は、福岡県糸島市二丈田中にある明治後期(1898〜1912年)の木造平屋建の社で、平成29年(2017年)5月2日に登録有形文化財となった。

椛島家住宅社は主屋の北東に南北棟で建ち、建築面積は5.5平方メートル、屋根は瓦葺である。登録番号は40-0143。屋敷の敷地の内に設けられた社殿で、北東にはさらに小さな祠が並ぶ。

外陣と内陣に分けた平面

椛島家住宅社は切妻造・桟瓦葺の妻入で、内部を前後に2つに分け、奥を内陣、手前を外陣とする。

外陣は正面に格子の引違い戸、両側面に窓を設けて開放的につくる。対して内陣は竪板張の壁で閉じる。参る人が立つ手前の明るい部屋と、神を祀る奥の閉じた部屋とが、光の入り方で分けられている。

妻面の三斗と蟇股

椛島家住宅社の見どころは両側の妻面である。柱の上に三斗を置いて妻の虹梁を受け、その上に蟇股を載せる。5.5平方メートルの小さな建物に、社寺の建築と同じ組み方が使われている。

文化庁は椛島家住宅社を、敷地の景観を形成する社と評し、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。北東の祠の解説では、この社と祠がそろって屋敷の鬼門を守るとしている。

椛島家住宅社を見るには

椛島家住宅社は主屋の北東、屋敷の奥にあり、公開日に近くまで行けるかどうかは公式の案内に記載がない(2026年9月28日確認)。

いまも祀られている社である。見る機会があっても外陣の格子の外からにとどめ、撮影は所有者に確かめてからにしたい。

Q&A

Q椛島家住宅社の読み方は?
A「かばしまけじゅうたくやしろ」です。文化庁のデータベースのふりがなに従っています。
Q椛島家住宅社はいつ建てられましたか?
A明治後期(1898〜1912年)です。平成29年(2017年)5月2日に登録有形文化財となりました。
Q椛島家住宅社の内部はどうなっていますか?
A前後2室に分かれ、奥が竪板壁で閉じた内陣、手前が格子戸と窓で開いた外陣です。
Q椛島家住宅社の妻面の見どころは?
A柱の上の三斗で妻虹梁を受け、その上に蟇股を載せる組み方です。
Q椛島家住宅社と祠はどんな関係ですか?
A祠は社の北東に建ち、文化庁は社と祠がそろって屋敷の鬼門(北東)を守るものと説明しています。

基本情報

名称椛島家住宅社
所在地福岡県糸島市二丈田中字大塚101
指定区分登録有形文化財(建造物)、登録番号40-0143
指定年平成29年(2017年)5月2日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、瓦葺、建築面積5.5平方メートル
所有者椛島家(個人)
公開状況常時非公開。春・秋を中心に催しの会期中に公開

参考文献

国指定文化財等データベース 椛島家住宅社(文化庁)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00011590
文化遺産オンライン 椛島家住宅社
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/222487
登録有形文化財「椛島(かばしま)家住宅」(糸島市)
https://www.city.itoshima.lg.jp/s033/010/020/010/190/20181004152257.html
登録建造物(椛島家住宅 公式サイト)
https://kabashimake.com/buildings/
登録有形文化財 椛島家住宅(公式サイト)
https://kabashimake.com/

最終更新日: 2026.09.27