福島県・室町
Muromachi福島県 の室町時代(1336 – 1573)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
福島県西会津町に佇む円満寺観音堂は、室町時代末期の唐様建築の特色を今に伝える国指定重要文化財。「子守り観音」として親しまれてきた小さな仏堂の歴史と魅力をご紹介します。
福島県会津若松市の河東町・藤倉集落に佇む延命寺地蔵堂は、室町時代中期に建立された国指定重要文化財です。急勾配の寄棟屋根と周囲をめぐる裳階が重なり、まるで二階建てのように見えることから「藤倉二階堂」と親しまれてきました。東北地方に数少ない禅宗様建築の貴重な遺例であり、戊辰戦争の戦火を奇跡的に免れて今日まで室町期の姿を伝えています。静かな里山の空気に包まれ、会津の歴史と職人技を肌で感じられる珠玉の名建築です。
福島県河沼郡柳津町にある奥之院弁天堂は、応永年間(1397年頃)に建立されたと伝わる国指定重要文化財。禅宗様を基調に和様を取り入れた折衷様の小堂で、茅葺き宝形造の優美な姿と繊細な絵様彫刻が、室町中期の地方建築の粋を今に伝えます。
福島県下郷町にある観音堂(中ノ沢観音堂)は、昭和35年に国の重要文化財に指定された貴重な木造建築です。室町時代初期の建立と推定される方三間の簡素な仏堂で、釘を使わない伝統的な木組みが今も六百年以上の歳月に耐えています。旭田寺が所有し、外観は通年拝観可能。塔のへつりや大内宿など周辺の名所と併せて訪ねたい会津の隠れた文化遺産です。
福島県湯川村に建つ勝常寺薬師堂は、応永5年(1398年)に再建された室町時代前期の重要文化財建築です。平安時代初期に徳一が開いた東北屈指の古刹の元講堂で、堂内には国宝の木造薬師如来坐像が安置されています。寄棟造の堂々たる姿、和様に唐様を加えた意匠、そして六百年を超えて受け継がれる祈りの空間が、訪れる人を静かに迎えます。
福島県会津美里町に佇む常福院薬師堂(通称・田子薬師堂)は、室町時代中期に建てられた唐様建築の優品。明治37年に国の重要文化財に指定された、東北では稀少な禅宗様の小堂。扇垂木や桟唐戸など見どころも多い、静かな里寺の魅力をご紹介します。
福島県田村市船引町にひっそりと佇む堂山王子神社本殿は、室町時代後期(1498年頃)に建てられた福島県中通り地方最古の国指定重要文化財。坂上田村麻呂創建の伝承をもち、もとは堂山寺の観音堂でしたが廃仏毀釈を経て神社となりました。寄棟造・茅葺形銅板葺の堂々たる仏堂建築と、樹齢約140年の枝垂れ桜が訪れる人を迎えます。