厩と炭小屋のあいだに開く正門

日下家住宅表門は、兵庫県朝来市山東町粟鹿にある日下家住宅の正面の入口となる薬医門で、江戸末期に建てられ、平成23年(2011年)1月26日に国の登録有形文化財に登録された(登録番号28-0507)。厩と炭小屋のあいだに南北棟で建つ。

日下家住宅表門は屋敷の正面入口で、北に厩、南に炭小屋が建ち、門を挟んで重厚な表構えをつくっている。門の南北には塀が付き、南側には潜り戸を開ける。

欅材の一間薬医門

日下家住宅表門は間口2.4メートルの一間薬医門で、切妻造の桟瓦葺き。本柱の上に冠木を載せ、前後に男梁を架け渡し、舟肘木を介して束が棟木を支える。軒は垂木をまばらに配る一軒疎垂木とする。

簡明な意匠と欅の風格

日下家住宅表門は装飾を控えた簡明な意匠だが、材には欅を用いる。文化庁は風格のある門と評している。両脇の厩と炭小屋の大壁と合わせて見ると、大地主の屋敷の正面にふさわしい落ち着いた構えが分かる。

見学について

日下家住宅表門は屋敷の正面入口で、門構えは外の通りから見ることができる。門の内側は住まいなので立ち入れない。門前で長く立ち止まらず、通りすがりに眺める程度にとどめたい。

屋敷の成り立ちや外から見られる範囲、行き方は日下家住宅(朝来市山東町)のページにまとめてある。

Q&A

Q日下家住宅表門はどこにありますか?
A兵庫県朝来市山東町粟鹿の日下家の屋敷の正面で、厩と炭小屋のあいだにあります。
Q日下家住宅表門はいつ登録有形文化財に登録されましたか?
A平成23年(2011年)1月26日に登録されました。登録番号は28-0507です。
Q日下家住宅表門の形式は?
A間口2.4メートルの一間薬医門で、切妻造の桟瓦葺きです。南北に塀が付き、南に潜り戸があります。
Q日下家住宅表門の材は?
A欅材を用いています。意匠は簡明ですが、風格のある門です。
Q日下家住宅表門は見学できますか?
A門構えは通りから見ることができますが、門の内側は住まいのため立ち入れません。

基本情報

名称日下家住宅表門
所在地兵庫県朝来市山東町粟鹿字西谷2097他
指定区分登録有形文化財(建造物)、登録番号28-0507
指定年平成23年(2011年)1月26日登録
員数1棟
寸法木造、瓦葺、間口2.4メートル、塀付
所有者個人
公開状況非公開(個人の住居)。外側は通りから見える

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)— 日下家住宅表門
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00008560
但馬の百科事典(たんしん地域振興基金)— 日下家住宅
https://tanshin-kikin.jp/tajima/576

最終更新日: 2026.10.02