客のための数寄屋風の湯殿

日下家住宅客用風呂は、兵庫県朝来市山東町粟鹿にある日下家住宅の来客用の浴室と便所の小棟で、大正後期に建てられ、平成23年(2011年)1月26日に国の登録有形文化財に登録された(登録番号28-0498)。主屋の主座敷の西方に、南北棟で建つ。

日下家住宅客用風呂は、その名のとおり来客のための風呂と便所をまとめた小さな棟である。中門の西にあたり、さらに西には寶蔵が並ぶ。

入母屋造の小さな平屋

日下家住宅客用風呂は木造平屋建てで、桁行3.6メートル、梁間3.2メートル、建築面積は13平方メートル。入母屋造の桟瓦葺きで、北寄りに便所、南に風呂と脱衣場を配する。

扇垂木と円窓に見る数寄屋の意匠

日下家住宅客用風呂は小さな建物ながら、意匠に手間をかけている。軒には放射状に垂木を並べる扇垂木を用い、桁には磨丸太を使う。建具には網代の装飾を付け、壁には大きく円窓を開ける。

文化庁は数寄屋風の意匠が各所に見られる点を挙げて登録した。大正後期に客をもてなすための設備を整えた、大地主の家のゆとりがうかがえる。

見学について

日下家住宅客用風呂は屋敷の内側にあり、公開されていない。外の通りからは見えない。

屋敷の成り立ちや外から見られる範囲、行き方は日下家住宅(朝来市山東町)のページにまとめてある。

Q&A

Q日下家住宅客用風呂はどこにありますか?
A兵庫県朝来市山東町粟鹿の日下家の屋敷で、主屋の主座敷の西方に南北棟で建っています。
Q日下家住宅客用風呂はいつ登録有形文化財に登録されましたか?
A平成23年(2011年)1月26日に登録されました。登録番号は28-0498です。
Q日下家住宅客用風呂の大きさは?
A桁行3.6メートル、梁間3.2メートルの木造平屋建てで、建築面積は13平方メートルです。
Q日下家住宅客用風呂の意匠の特徴は?
A扇垂木、磨丸太の桁、網代の装飾を付けた建具、大きな円窓など、数寄屋風の意匠です。
Q日下家住宅客用風呂は見学できますか?
A屋敷の内側にあり非公開です。外からは見えません。

基本情報

名称日下家住宅客用風呂
所在地兵庫県朝来市山東町粟鹿字西谷2097他
指定区分登録有形文化財(建造物)、登録番号28-0498
指定年平成23年(2011年)1月26日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、瓦葺、建築面積13平方メートル
所有者個人
公開状況非公開(個人の住居)

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)— 日下家住宅客用風呂
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00008551
但馬の百科事典(たんしん地域振興基金)— 日下家住宅
https://tanshin-kikin.jp/tajima/576

最終更新日: 2026.10.02