北下がりの土地に屋敷地を築く

日下家住宅石垣は、兵庫県朝来市山東町粟鹿にある日下家住宅の屋敷地を造成した石垣で、江戸後期に築かれ、平成23年(2011年)1月26日に国の登録有形文化財に登録された(登録番号28-0512)。昭和前期と昭和中期に改修されている。

日下家住宅石垣は、北に川が流れる北下がりの土地に築かれ、その上に屋敷地を平らに造成している。主屋をはじめ21件の建物と工作物は、すべてこの石垣の上に載っている。

総延長109メートル、最高5メートル

日下家住宅石垣は総延長109メートル、もっとも高いところで5メートルに及ぶ。自然石を不規則に積む乱積や、間知石を斜めに落とし込む谷積など、使う石材と積み方が場所によってさまざまに異なる。

積み方の違いが語る屋敷の歴史

日下家住宅石垣の積み方の違いは、江戸後期の築造以来、昭和にかけて繰り返し手が加えられてきた跡である。文化庁は、これが当家の長い歴史を示すものと評している。石垣に沿って歩くと、時代の異なる石積みが継ぎ合わされている様子を外から確かめることができる。

見学について

日下家住宅石垣は屋敷の外周を支えているので、外の通りから見ることができる。敷地内は公開されていない。石垣の上は住まいなので、のぞき込んだりせず、通りすがりに眺める程度にとどめたい。

屋敷の成り立ちや外から見られる範囲、行き方は日下家住宅(朝来市山東町)のページにまとめてある。

Q&A

Q日下家住宅石垣はどこにありますか?
A兵庫県朝来市山東町粟鹿の日下家の屋敷の外周で、北下がりの土地に築かれています。
Q日下家住宅石垣はいつ登録有形文化財に登録されましたか?
A平成23年(2011年)1月26日に登録されました。登録番号は28-0512です。
Q日下家住宅石垣の規模は?
A総延長109メートル、もっとも高いところで5メートルです。
Q日下家住宅石垣の見どころは?
A自然石の乱積や間知石の谷積など、場所によって石材と積み方が異なり、改修の歴史が読み取れる点です。
Q日下家住宅石垣は見学できますか?
A屋敷の外周にあり、通りから見ることができます。敷地内は非公開です。

基本情報

名称日下家住宅石垣
所在地兵庫県朝来市山東町粟鹿字西谷2097他
指定区分登録有形文化財(建造物)、登録番号28-0512
指定年平成23年(2011年)1月26日登録
員数1基
寸法石造、延長109メートル
所有者個人
公開状況非公開(個人の住居)。外側は通りから見える

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)— 日下家住宅石垣
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00008565
但馬の百科事典(たんしん地域振興基金)— 日下家住宅
https://tanshin-kikin.jp/tajima/576

最終更新日: 2026.10.02