主屋の東に続く台所の棟

日下家住宅炊事場は、兵庫県朝来市山東町粟鹿にある日下家住宅の主屋の東に付く炊事棟で、江戸後期に建てられ、平成23年(2011年)1月26日に国の登録有形文化財に登録された(登録番号28-0493)。大正後期に改修され、現在の姿になった。

日下家住宅炊事場は主屋の東面に取り付く東西棟で、さらに東へ新居が続く。煮炊きと食事、入浴の場を一つにまとめた棟である。

台所・食堂・風呂を並べた平面

日下家住宅炊事場は切妻造の桟瓦葺き、木造平屋建てで、桁行10メートル、梁間7.5メートル、建築面積は85平方メートル。北側を土間、南側を廊下とし、そのあいだに台所や食堂、風呂を並べる。

台所は中央に調理台を据える形で、風呂にはモザイクタイルを貼っている。大正後期の改修で取り入れられた設備とみられる。

近代的な生活空間

文化庁は日下家住宅炊事場について、近代的な生活空間が見られる点を評価している。江戸後期の棟の中に、大正期の新しい台所と浴室が組み込まれており、大地主の家が暮らしを更新していった様子がよく分かる。

見学について

日下家住宅炊事場は住まいの一部で、内部は公開されていない。主屋の東に付く棟で、外からはほとんど見えない。

屋敷の成り立ちや外から見られる範囲、行き方は日下家住宅(朝来市山東町)のページにまとめてある。

Q&A

Q日下家住宅炊事場はどこにありますか?
A兵庫県朝来市山東町粟鹿の日下家の屋敷で、主屋の東面に取り付いています。
Q日下家住宅炊事場はいつ登録有形文化財に登録されましたか?
A平成23年(2011年)1月26日に登録されました。登録番号は28-0493です。
Q日下家住宅炊事場の大きさは?
A木造平屋建てで桁行10メートル、梁間7.5メートル、建築面積は85平方メートルです。
Q日下家住宅炊事場の特徴は?
A中央に調理台を置いた台所や、モザイクタイル貼りの風呂など、大正期の近代的な設備です。
Q日下家住宅炊事場は見学できますか?
A住居の一部のため非公開で、外からもほとんど見えません。

基本情報

名称日下家住宅炊事場
所在地兵庫県朝来市山東町粟鹿字西谷2097他
指定区分登録有形文化財(建造物)、登録番号28-0493
指定年平成23年(2011年)1月26日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、瓦葺、建築面積85平方メートル
所有者個人
公開状況非公開(個人の住居)

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)— 日下家住宅炊事場
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00008546
但馬の百科事典(たんしん地域振興基金)— 日下家住宅
https://tanshin-kikin.jp/tajima/576

最終更新日: 2026.10.02