炭小屋から通り沿いへ続く物置

日下家住宅物置は、兵庫県朝来市山東町粟鹿にある日下家住宅の通り沿いに鉤の手に延びる長い物置で、江戸末期に建てられ、平成23年(2011年)1月26日に国の登録有形文化財に登録された(登録番号28-0505)。門と石垣が付属し、それも含めて登録されている。

日下家住宅物置は、炭小屋の南から西へ延び、鉤の手に折れて南へ曲がり、通り沿いを南へと続く。屋敷の西の外周を縁取る建物である。

東西棟と、門を挟む南北棟

日下家住宅物置のうち東西棟は桁行9.1メートル、梁間1.6メートル。南北棟は途中に門を挟み、桁行は合わせて13メートル、梁間2.3メートルある。屋根は桟瓦葺きで、建築面積は46平方メートル。

庭側は開放、通り側は大壁

日下家住宅物置は、庭の側を開け放ち、通りの側は石垣の上に中塗り仕上げの大壁を立てる。内側では使い勝手のよい収納として働き、外側では屋敷を囲う塀の役割を果たしている。文化庁は、これによって敷地の構えが整えられている点を評価して登録した。

見学について

日下家住宅物置の通り側の大壁と石垣は、外の通りから見ることができる。庭の側や内部は敷地内なので見られない。住まいに接した場所なので、通りすがりに眺める程度にとどめたい。

屋敷の成り立ちや外から見られる範囲、行き方は日下家住宅(朝来市山東町)のページにまとめてある。

Q&A

Q日下家住宅物置はどこにありますか?
A兵庫県朝来市山東町粟鹿の日下家の屋敷で、炭小屋の南から西へ延び、通り沿いを南へ続いています。
Q日下家住宅物置はいつ登録有形文化財に登録されましたか?
A平成23年(2011年)1月26日に登録されました。登録番号は28-0505です。
Q日下家住宅物置の大きさは?
A東西棟が桁行9.1メートル、梁間1.6メートル、門を挟む南北棟が桁行計13メートル、梁間2.3メートルで、建築面積は46平方メートルです。
Q日下家住宅物置の特徴は?
A庭側を開け放ち、通り側は石垣の上に中塗りの大壁を立てて、屋敷の外構えを整えている点です。
Q日下家住宅物置は見学できますか?
A通り側の大壁と石垣は道から見られます。庭側と内部は非公開です。

基本情報

名称日下家住宅物置
所在地兵庫県朝来市山東町粟鹿字西谷2097他
指定区分登録有形文化財(建造物)、登録番号28-0505
指定年平成23年(2011年)1月26日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、瓦葺、建築面積46平方メートル、門及び石垣付
所有者個人
公開状況非公開(個人の住居)。通り側の外壁は道から見える

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)— 日下家住宅物置
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00008558
但馬の百科事典(たんしん地域振興基金)— 日下家住宅
https://tanshin-kikin.jp/tajima/576

最終更新日: 2026.10.02