庭の西南隅に祀る一間社
日下家住宅金毘羅社は、兵庫県朝来市山東町粟鹿にある日下家住宅の庭園の一角に祀る小社で、天保14年(1843年)に建てられ、平成23年(2011年)1月26日に国の登録有形文化財に登録された(登録番号28-0497)。江戸末期に現在の場所へ移築された。
日下家住宅金毘羅社は、主屋の南面に広がる庭園の西南に位置する。海上安全や商売繁盛の神として知られる金毘羅を、屋敷神として祀った社殿である。
千鳥破風と軒唐破風を重ねた流造
日下家住宅金毘羅社は浜縁付きの一間社流造で、屋根は檜皮葺き。建築面積は0.43平方メートルと小さいが、正面に千鳥破風と軒唐破風を重ねて付ける。
組物は身舎を出組とし、向拝は三斗を二段に重ね、中備に龍の彫刻を飾る。正面は二軒の繁垂木で、唐破風の下には組入天井を張る。
良材と秀逸な彫物
文化庁は日下家住宅金毘羅社について、良材を用いた丁寧な造りで彫物も秀逸と評している。手のひらほどの社殿に本格的な社寺建築の技法を凝縮しており、屋敷神としては格の高い造りである。
見学について
日下家住宅金毘羅社は屋敷の庭園の中にあり、公開されていない。外の通りからは見えない位置にある。
屋敷の成り立ちや外から見られる範囲、行き方は日下家住宅(朝来市山東町)のページにまとめてある。
Q&A
- 日下家住宅金毘羅社はどこにありますか?
- 兵庫県朝来市山東町粟鹿の日下家の屋敷で、主屋の南に広がる庭園の西南にあります。
- 日下家住宅金毘羅社はいつ登録有形文化財に登録されましたか?
- 平成23年(2011年)1月26日に登録されました。登録番号は28-0497です。
- 日下家住宅金毘羅社の形式は?
- 浜縁付きの一間社流造で檜皮葺き、正面に千鳥破風と軒唐破風を付けます。
- 日下家住宅金毘羅社の見どころは?
- 二段に組んだ向拝の三斗、中備の龍の彫刻、唐破風の組入天井など、小さな社殿に凝縮された細部です。
- 日下家住宅金毘羅社は見学できますか?
- 屋敷の庭園の中にあり非公開です。外からは見えません。
基本情報
| 名称 | 日下家住宅金毘羅社 |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県朝来市山東町粟鹿字西谷2097他 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物)、登録番号28-0497 |
| 指定年 | 平成23年(2011年)1月26日登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 木造平屋建、檜皮葺、建築面積0.43平方メートル |
| 所有者 | 個人 |
| 公開状況 | 非公開(個人の住居) |
参考文献
- 国指定文化財等データベース(文化庁)— 日下家住宅金毘羅社
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00008550
- 但馬の百科事典(たんしん地域振興基金)— 日下家住宅
- https://tanshin-kikin.jp/tajima/576
最終更新日: 2026.10.02