庭園に向けて八畳を3室並べる

日下家住宅座敷は、兵庫県朝来市山東町粟鹿にある日下家住宅の庭園に面した客座敷の棟で、弘化3年(1846年)に建てられ、平成23年(2011年)1月26日に国の登録有形文化財に登録された(登録番号28-0496)。明治23年(1890年)頃に改修されている。

日下家住宅座敷は主屋の東南に位置する東西棟で、南に広がる庭園に向けて客を迎えるための部屋を並べた棟である。

式台・榑縁・濡縁と化粧ノ間

日下家住宅座敷は入母屋造の桟瓦葺き、木造平屋建てで、建築面積は107平方メートル。八畳の3室を東西に一列に並べ、南面の西端に式台を設ける。そこから東面にかけて榑縁や濡縁をまわし、庭を眺めながら座敷をめぐれるようにしている。

主屋とのあいだには化粧ノ間や洗面所を配している。

瀟洒な数寄屋風の座敷建築

日下家住宅座敷の軒には数寄屋風の意匠をもつ庇が付き、文化庁は瀟洒な座敷建築と評している。大地主の家が客をもてなした場であり、主屋の豪快な架構とは対照的な、軽やかな意匠が見どころである。

見学について

日下家住宅座敷は住まいの一部で、内部は公開されていない。屋敷の南側の庭園に面しており、外の通りからはほとんど見えない。

屋敷の成り立ちや外から見られる範囲、行き方は日下家住宅(朝来市山東町)のページにまとめてある。

Q&A

Q日下家住宅座敷はどこにありますか?
A兵庫県朝来市山東町粟鹿の日下家の屋敷で、主屋の東南に位置し、南の庭園に面しています。
Q日下家住宅座敷はいつ登録有形文化財に登録されましたか?
A平成23年(2011年)1月26日に登録されました。登録番号は28-0496です。
Q日下家住宅座敷の間取りは?
A八畳の3室を東西に並べ、南面の西端に式台、東面にかけて榑縁と濡縁をまわします。主屋との間に化粧ノ間と洗面所があります。
Q日下家住宅座敷の意匠の特徴は?
A数寄屋風の意匠の庇を付けた、瀟洒な座敷建築です。
Q日下家住宅座敷は見学できますか?
A住居の一部のため非公開で、外からもほとんど見えません。

基本情報

名称日下家住宅座敷
所在地兵庫県朝来市山東町粟鹿字西谷2097他
指定区分登録有形文化財(建造物)、登録番号28-0496
指定年平成23年(2011年)1月26日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、瓦葺、建築面積107平方メートル
所有者個人
公開状況非公開(個人の住居)

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)— 日下家住宅座敷
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00008549
但馬の百科事典(たんしん地域振興基金)— 日下家住宅
https://tanshin-kikin.jp/tajima/576

最終更新日: 2026.10.02