通りに面して石垣の上に建つ

日下家住宅新居は、兵庫県朝来市山東町粟鹿にある日下家住宅の東端に建つ離れの居室棟で、昭和14年(1939年)に建てられ、平成23年(2011年)1月26日に国の登録有形文化財に登録された(登録番号28-0494)。炊事場の東に続く東西棟である。

「新居」は文字どおり屋敷でもっとも新しい住まいの棟で、旧日下林業事務所と同じ年に建てられた。日下家住宅新居の東側は通りに面し、高い石垣の上に載っている。

入母屋造の母屋に寄棟の角屋

日下家住宅新居は木造平屋建てで、桁行8.3メートル、梁間6.5メートル、建築面積は61平方メートル。入母屋造の桟瓦葺きで、南面に寄棟造の角屋を付ける。

北側の2室にはトコや書院を構え、座敷として整えている。窓の外には外縁を付け、石垣の上で外観に奥行きを与えている。

屋敷の東の顔をつくる

日下家住宅新居は、高い石垣と縁付きの窓の組み合わせで、通りから見た屋敷の東面に趣のある外観をつくっている。文化庁はこれを国土の歴史的景観に寄与するものとして登録した。昭和前期の新しい居室を、屋敷の外構えの一部としても意識して建てたことがうかがえる。

見学について

日下家住宅新居は住まいの一部で、内部は公開されていない。東側が通りに面しているので、石垣の上に建つ外観は通りから見ることができる。住人の迷惑にならないよう、通りすがりに眺める程度にとどめたい。

屋敷の成り立ちや外から見られる範囲、行き方は日下家住宅(朝来市山東町)のページにまとめてある。

Q&A

Q日下家住宅新居はどこにありますか?
A兵庫県朝来市山東町粟鹿の日下家の屋敷の東端で、炊事場の東に続き、東側が通りに面しています。
Q日下家住宅新居はいつ登録有形文化財に登録されましたか?
A平成23年(2011年)1月26日に登録されました。登録番号は28-0494です。
Q日下家住宅新居はいつ建てられましたか?
A昭和14年(1939年)です。屋敷の中でもっとも新しい住まいの棟です。
Q日下家住宅新居の特徴は?
A入母屋造の母屋に寄棟造の角屋を付け、高い石垣の上で窓に外縁を付けた外観です。
Q日下家住宅新居は見学できますか?
A内部は非公開ですが、通りに面した東側の外観は道から見ることができます。

基本情報

名称日下家住宅新居
所在地兵庫県朝来市山東町粟鹿字西谷2097他
指定区分登録有形文化財(建造物)、登録番号28-0494
指定年平成23年(2011年)1月26日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、瓦葺、建築面積61平方メートル
所有者個人
公開状況非公開(個人の住居)。東側の外観は通りから見える

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)— 日下家住宅新居
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00008547
但馬の百科事典(たんしん地域振興基金)— 日下家住宅
https://tanshin-kikin.jp/tajima/576

最終更新日: 2026.10.02