大石家住宅南築地塀とは
大石家住宅南築地塀は、兵庫県豊岡市但東町矢根の大石家の屋敷の南面を通りに沿って区切る昭和前期(1926〜1945年)の土塀で、平成23年(2011年)に国の登録有形文化財に登録された。読みは「みなみついじべい」。
大石家住宅南築地塀は東西に延び、矩折れに北へまわり込んで、総延長は48メートルに及ぶ。西寄りに間口2.7メートルの門口を開ける。屋根は桟瓦葺。昭和60年(1985年)に改修された。16件のうち最も長い構造物である。
屋敷の表構えをつくる大石家住宅南築地塀
大石家住宅南築地塀は、野石を乱積にした腰の高い基礎の上に土塀を立て、表面をモルタルで仕上げ、上部に桟瓦を葺く。石の基礎、土の壁、瓦の屋根が三段に重なる。
文化庁の解説は、重厚な表構えを構成すると評する。通りから見た大石家の屋敷の顔は、主屋そのものより先にこの塀である。「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録有形文化財に登録された。
大石家住宅南築地塀の見どころ
まず長さを確かめたい。48メートルの塀が通りに沿って続き、その上に主屋の屋根がのぞく。塀の表面は漆喰ではなくモルタル仕上げで、昭和前期の材料が使われていることがわかる。
門口の位置にも注目したい。間口2.7メートルの門口は塀の中央ではなく西寄りに開く。主屋の土間も西寄りにあり、門口から入って西の土間へ向かう動線と合っていると考えられる。塀の別の角では、木造の東塀が直角に取り付いて、重い土塀と軽い板塀の対比を見せる。
大石家住宅南築地塀の見学
大石家住宅南築地塀は通りに面しており、16件の中で最も見やすい。塀の外側は公道から眺めることができる。屋敷の内側は公開されていないので、門口から中に入らず、撮影も公道からにとどめたい。
Q&A
- 大石家住宅南築地塀はどんな塀ですか?
- 屋敷の南面を通りに沿って区切る総延長48メートルの土塀で、西寄りに間口2.7メートルの門口を開けています。
- 大石家住宅南築地塀はいつ造られましたか?
- 文化庁のデータベースでは昭和前期(1926〜1945年)の建築で、昭和60年(1985年)に改修されています。
- 大石家住宅南築地塀の造りの特徴は?
- 野石を乱積にした腰高の基礎に土塀を立て、表面をモルタルで仕上げて桟瓦を葺いています。
- 大石家住宅南築地塀が登録有形文化財になった理由は?
- 「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として平成23年(2011年)に登録されました。屋敷の重厚な表構えをつくる点が評価されています。
- 大石家住宅南築地塀は見られますか?
- 通りに面しているため、外側は公道から見られます。屋敷の内側は公開されていないので、門口から中には入らないでください。
基本情報
| 名称 | 大石家住宅南築地塀(おおいしけじゅうたくみなみついじべい) |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県豊岡市但東町矢根字金屋1076他 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成23年(2011年)登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 総延長48m、門口間口2.7m |
| 所有者 | 個人 |
| 公開状況 | 外観は公道から見学可(屋敷の内側は非公開) |
参考文献
- 国指定文化財等データベース(文化庁)大石家住宅南築地塀
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00008533
- 国指定文化財等データベース(文化庁)大石家住宅東塀
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00008534
最終更新日: 2026.10.01