本殿と拝所をつないだ大将軍社

今宮神社大将軍社本殿・拝所は、京都市北区紫野の今宮神社で境内西寄り、八幡社と日吉社の間に東を向いて建つ元禄8年(1695年)頃の社殿で、平成30年(2018年)3月27日に国の登録有形文化財に登録された。小さな本殿の前に拝所をつないだ一体の建物である。

大将軍は方位を司る神で、京都では都の守りとして各所に祀られてきた。今宮神社では7月23日に大将軍社例祭、11月23日に大将軍社火焚祭が行われる。

棚と木階で結ばれる独特な形

本殿は一間社流見世棚造で、その前面に方一間、切妻造妻入の拝所を接続する。建築面積は1.5平方メートル。

文化庁の解説が独特な形式と呼ぶのは、二つの接し方である。拝所の背面に棚を設け、その棚と本殿の間に三段の木階を付けている。拝所から棚を経て本殿へ階段が上がる構成で、小さな社の中に参道の段差を再現したような形になっている。

拝所は吹放ちで、柱の上部に繰型付きの持送りを付ける。この持送りの曲線も、今宮神社大将軍社本殿・拝所の特徴として挙げられている。

見どころと見学

今宮神社大将軍社本殿・拝所は、拝所の前まで進んで参拝できる。吹放ちの拝所の奥をのぞくと、背面の棚と三段の木階が見える。

柱上部の持送りは、拝所の横から見ると繰型の形がよく分かる。7月と11月の祭の日は神事が行われる。境内への行き方は今宮神社のページにまとめてある。

Q&A

Q今宮神社大将軍社本殿・拝所はいつ建てられましたか。
A元禄8年(1695年)頃とされます。
Q今宮神社大将軍社本殿・拝所の独特な点は何ですか。
A拝所の背面に設けた棚と本殿の間に、三段の木階を付けている点です。
Q今宮神社大将軍社本殿・拝所の祭はいつですか。
A7月23日に例祭、11月23日に火焚祭が行われます。
Q今宮神社大将軍社本殿・拝所で参拝できますか。
A拝所の前まで進んで参拝できます。
Q今宮神社大将軍社本殿・拝所はどこにありますか。
A境内の西寄り、八幡社と日吉社の間に東を向いて建っています。

基本データ

名称今宮神社大将軍社本殿・拝所(いまみやじんじゃたいしょうぐんしゃほんでん・はいしょ)
所在地京都府京都市北区紫野今宮町21
指定区分国登録有形文化財(建造物) 登録番号26-547
指定年平成30年(2018年)3月27日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、銅板葺、本殿は一間社流見世棚造、拝所は方一間切妻造妻入、建築面積1.5平方メートル
所有者宗教法人今宮神社
公開状況拝所の前は境内から自由に参拝・見学可(拝観無料)

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)— 今宮神社大将軍社本殿・拝所
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00012199
文化庁 — 平成29年11月17日 登録有形文化財(建造物)の登録について(答申資料)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/yukei_kenzobutsu/pdf/r1392281_21.pdf
京都観光Navi(京都市公式)— 今宮神社
https://ja.kyoto.travel/tourism/single01.php?category_id=7&tourism_id=496

最終更新日: 2026.10.01