奈良県の登録有形文化財
奈良県 · 登録有形文化財
辰巳家住宅一の米蔵は奈良県斑鳩町法隆寺西の屋敷の東辺に建つ大正4年(1915年)の土蔵造2階建。建築面積40㎡で米蔵3棟のうち最も小さい。棟を南北に通し、西正面には北の納屋と南の二の米蔵へ続く一連の庇が架かる。
辰巳家住宅三の蔵は奈良県斑鳩町法隆寺西の屋敷に建つ土蔵造2階建で、13件のうち唯一の江戸時代後期の建物。建築面積28㎡と小さく、茶室と渡り廊下の納戸が接して主屋と結ばれる内蔵的な蔵で、屋根は置屋根形式をとる。
辰巳家住宅三の米蔵は奈良県斑鳩町法隆寺西の屋敷の南辺、二の米蔵の西に建つ大正4年(1915年)の土蔵造2階建。建築面積60㎡で米蔵3棟のうち最大。本瓦葺で、切石積の基礎、大振りな軒蛇腹、出の深い北正面の庇を備える。
奈良県斑鳩町法隆寺西の辰巳家住宅主屋は大正4年(1915年)建築、間口約30m・建築面積410㎡の木造2階建。外観は地域の民家形式に倣い、1・2階の座敷には床と棚を備えた書院の意匠が入る。2001年に登録有形文化財。
辰巳家住宅炭小屋は奈良県斑鳩町法隆寺西の屋敷で主屋の東に接して建つ大正4年(1915年)の炭の貯蔵小屋。木造平屋建・切妻造・桟瓦葺、建築面積18㎡と13件で最も小さいが、外壁を漆喰の大壁とし、東面の景観を整える。
辰巳家住宅茶室は奈良県斑鳩町法隆寺西の屋敷で主屋の南に建つ大正4年(1915年)の茶室。床付きの四畳半に三畳の水屋と縁が付き、三の蔵に接して渡り廊下で主屋とつながる。入母屋造で西妻の破風を漆喰で塗り込める。
辰巳家住宅土塀は奈良県斑鳩町法隆寺西の屋敷の四周を区切る大正4年(1915年)の土塀で、延長236m。中塗り仕上げの壁に蛇腹状の軒と桟瓦葺の屋根を載せ、隙なく組んだ亀甲積の石垣が支える。北正面は一段高く、南面は曲面を描く。
辰巳家住宅長屋門は奈良県斑鳩町法隆寺西の屋敷の北正面に建つ大正4年(1915年)の門。入母屋造・桟瓦葺の平屋で、両開きの門扉の左右に潜りと部屋を設け、西の部屋に出格子窓を開く。黒漆喰の外壁が目を引く。
辰巳家住宅納屋は奈良県斑鳩町法隆寺西の屋敷で主屋南東の土塀際に建つ大正4年(1915年)の土蔵造の作業棟。建築面積24㎡、切妻造・桟瓦葺。棟はやや低いが南の米蔵と外観をそろえ、西正面に米蔵から続く庇が架かる。
辰巳家住宅二の蔵は奈良県斑鳩町法隆寺西の屋敷の北西部に建つ大正4年(1915年)の土蔵造2階建。建築面積69㎡で屋敷の蔵のうち最大。東面の桟瓦葺の庇を主屋から一の蔵へ通う廊下とし、妻窓まわりに鏝絵の宝尽し文を付ける。
辰巳家住宅二の米蔵は奈良県斑鳩町法隆寺西の屋敷の南東隅に建つ大正4年(1915年)の土蔵造2階建。本瓦葺・切妻造で建築面積48㎡。北正面に庇が付き、残る三方は高く腰板を張る。東面では高い土塀越しに軒蛇腹の妻を見せる。
辰巳家住宅渡り廊下は奈良県斑鳩町法隆寺西の屋敷で主屋から三の蔵・茶室へ通じる大正4年(1915年)の建物。南北に長く、西側半間を廊下、東側を納戸とする。細い柱と梁、繊細な格子窓で軽やかにまとめている。
玉や離れ座敷は奈良県葛城市當麻の旧旅籠玉やの主屋の北西に建つ江戸時代末期の離れで、登録有形文化財。廊下で主屋とつながる木造2階建で、2階に高欄付きの縁を廻らし、1階のもと2室の客室に床を2か所備えて透彫の欄間を飾る。
奈良市勝南院町の田村青芳園茶舗店舗兼主屋は、間口8メートル・奥行14.1メートルの平入町家。出桁の軒と正面両側の卯建、二階の大きな虫籠窓を備える。平成24年に登録有形文化財となり、大和茶を商う店として営業を続ける。
奈良市鵲町、近田家住宅の敷地西奥、元興寺境内地境に建つ木造平屋一部二階建の蔵。昭和8年頃の建築で平成26年に登録。北妻の梁間が短い台形平面をとり、当初は蔵前座敷と一体の屋根を架けた、奈良町でも珍しい屋敷構成であった。
奈良市鵲町、元興寺東側の街路に東面する木造二階建の町家。昭和8年に材木問屋が住居兼事務所として建て、平成26年に登録有形文化財となった。二階十畳座敷のトコ廻りや天井には銘木を用いる。個人所有で内部は非公開。
奈良県生駒郡斑鳩町の中宮寺表御殿は、本堂の北側に西面して建つ江戸後期の書院建築。桁行6間・梁間4間半の規模で、格天井の御上段の間を含む6室を配する。平成18年に国の登録有形文化財となった。通常は非公開である。
登彌神社社務所は奈良市石木町の登彌神社に建つ社務所。向唐破風の式台玄関を構え、北室を床のある供進使室とする。1938年の建築で、2020年に登録有形文化財となった5棟では最大で、境内南東に西を向いて建つ。
登彌神社神饌所は奈良市石木町の登彌神社に建つ神饌所。漆喰壁と桟瓦葺の小さな建物で、南面の戸口だけに檜皮葺の庇が付く。1939年の建築、2020年に登録有形文化財となった。本殿南西の中段に東を向いて建つ。
登彌神社手水舎は奈良市石木町の登彌神社に建つ手水舎。1939年に旧表門を移転改築した建物で、柱を内転びに立て、5棟で唯一の本瓦葺とする。2020年に登録有形文化財となった。境内南西、参道の早い位置に建つ。