明治
Meiji明治時代(1868 – 1912)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
福島県会津若松市の福西本店袖蔵は、明治19年に建てられた土蔵である。隣の店蔵と同じ黒漆喰で外壁を揃え、内部は西半分が商品倉庫、東半分が床棚を備えた6畳の仏間に分かれる。2019年に登録有形文化財となった。
福島県白河市二番町の藤屋敷地に明治41年(1908年)建てられた土蔵造2階建。内部を接客座敷とし、黒檀や紫檀を用いた床廻りと湾曲材でつなぐ違棚が評価され、2024年に登録有形文化財となった。現在は藤田記念博物館。
福島市森合の瓶子家住宅、その敷地北西に東面して建つ二棟の小社。石積基壇を共有し、南は大地主神、北は三十三観世音を祀る。建築面積は二棟あわせて0.34平方メートル。明治21年の建立で、平成28年に登録有形文化財となった。
福島市森合の瓶子家住宅の中心に建つ明治前期の主屋。桁行13間・梁間6間の木造2階建で、入母屋造鉄板葺の大屋根に越屋根を載せる。内部はほぼ天井を張らず、梁に蚕棚の跡が残る。主屋だけが造形の規範として登録された。
福島市森合の瓶子家住宅の南辺に建つ明治前期の長屋門。桁行7間半の切妻造桟瓦葺で、腰を下見板張、上を真壁の漆喰塗とする。中央の門口に竪格子付きの両開板戸を吊り、東を牛小屋、西を物置とした屋敷の表構えである。
福島県会津若松市の向瀧客室棟(花月の間、梅の間他)は、明治30年代に建てられた同じ敷地で最も古い建物である。東京の棟梁が躯体を、地元の職人矢仲喜代八が建具を手がけた。1996年に登録有形文化財となった。
福島市成川の矢吹家住宅座敷蔵及び仏間は、主屋北西に建つ明治中期の座敷蔵に昭和初期の仏間を付けた土蔵造の建物。仏間は須弥壇・折上格天井・火灯窓・扇垂木を備え、住宅の仏間として破格の意匠。2015年登録。
福島市成川の矢吹家住宅主屋は、明治45年(1912年)建築の木造2階建、桁行24mの茅葺の住宅。土間側の屋根を切り上げるアズマヅクリの形式と、4列に並ぶ居室の間取りに県北の民家の発展形が見られる。2015年登録。
若喜商店作業蔵は喜多方市の味噌醤油醸造元にある明治後期の土蔵造2階建の作業蔵。漆喰で軒まで塗り込め、内部を仕切って東を瓶詰場、通りに近い西を出荷倉庫とした。令和3年に登録有形文化財となった。通常は非公開。
若喜商店座敷蔵は喜多方市の味噌醤油醸造元に明治37年(1904年)に建てられた木骨煉瓦造2階建の蔵座敷。1階は縞柿、2階は欅で造作し、東面にバルコニー風のポーチが付く。登録有形文化財で、1階をガラス越しに見学できる。
若喜商店醸造場は喜多方市の味噌醤油醸造元にある明治後期の木造2階建の醸造場。梁間五間半にトラスを架けた大空間で、高床式の作業指示所を備え、東に煉瓦造の煙突が立つ。令和3年に登録有形文化財となった。通常は非公開。
若喜商店煉瓦蔵は喜多方市の味噌醤油醸造元に明治37年(1904年)に建てられた煉瓦造3階建の道具蔵。地元工場の煉瓦で民間が初めて建てた蔵とされ、軒の飾積みが精緻。登録有形文化財で、1階展示室を無料公開している。
若菜家住宅煉瓦作業蔵は喜多方市三津谷にある明治43年(1910年)の煉瓦造2階建の作業蔵で、若菜家の4棟で最古・最大。下屋にアーチの開口を連ね施釉煉瓦を使い分ける。2010年登録、2階の展示を見学可。
福島県須賀川市梅田に建つ渡辺家住宅東蔵は、明治23年建築の土蔵造平屋建。腰に海鼠壁を廻し上部を白漆喰で仕上げた外壁と、鬼瓦を載せた置屋根が見どころ。平成17年に国の登録有形文化財となった。個人所有のため非公開。
渡辺家住宅南蔵は福島県須賀川市梅田に建つ明治初期の土蔵造2階建。建築面積53平方メートルと敷地の三棟で最も大きく、中塗仕上げの外壁に板張と袴腰を廻す。平成17年に国の登録有形文化財となったが、個人所有のため非公開。
福島県大熊町大川原に建つ渡部家住宅籾蔵は、建築面積十平方メートルの板蔵。柱の板溝に横板をはめた壁と半割丸太の垂木を残し、表門の東脇で敷地前方の景観を形づくる。令和三年、主屋など五棟とともに登録有形文化財となった。
福島県大熊町大川原の渡部家住宅薬医門及び塀は、明治後期に整えられた豪農の表構え。間口二・四メートルの薬医門に扉はなく、矩折れに折れる板塀は総延長三十八メートルに及ぶ。東日本大震災に耐え、令和三年に登録有形文化財となった。
江埼灯台は兵庫県淡路市野島江崎、明石海峡をのぞむ淡路島の北端にある明治4年(1871年)の灯台で、重要文化財。兵庫開港に備え英国人技師ブラントンの指導で建てた最初期の洋式灯台で、スティブンソン社が考案した免震装置の現存例としても貴重。
旧小寺家厩舎は神戸市中央区の相楽園にある明治40年(1907年)ごろの煉瓦造の厩舎で、重要文化財。河合浩蔵の設計と伝わり、1階を馬車庫と馬小屋、2階を馬丁の部屋とする。隅に廻り階段の塔屋を立て、屋根に屋根窓を設けた、遺例の少ない厩舎。
旧ハッサム住宅は神戸市中央区の相楽園にある明治35年(1902年)の住宅で、重要文化財。英国人ハッサムがハンセルの設計で北野町に建てた木造2階建の外国人住宅で、神戸の外国人住宅のすぐれたものの一つ。附属屋・倉庫・門もあわせて指定。