静岡県・昭和
Shōwa静岡県 の昭和時代(1926 – 1989)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
静岡県袋井市に位置する天竜浜名湖鉄道一宮川橋梁は、昭和10年(1935年)に国鉄二俣線の一部として建設された歴史的鉄道橋です。橋長40メートルの鋼製桁とコンクリート造二連桁からなる構造は、横河橋梁製の鋼材と八幡製鉄所の鉄鋼を使用し、戦前日本の産業技術を今に伝えます。天浜線36件の国登録有形文化財のひとつとして、地域の歴史的景観に寄与しています。
静岡県浜松市天竜区の天竜二俣駅構内にある天竜浜名湖鉄道運転区休憩所は、1940年(昭和15年)の国鉄二俣線全線開通に合わせて建設された木造平屋建の施設です。国の登録有形文化財に登録されており、転車台・扇形車庫とともに昭和初期の鉄道機関区の姿を今に伝えています。
静岡県熱海市の東山荘の敷地に佇む、建築面積わずか17㎡の小さな蔵。昭和初期の別荘建築群の一部として2016年に国登録有形文化財に登録された控えめな付属施設ですが、岡田茂吉氏が蒐集した美術品が保管され、後にMOA美術館の礎となるコレクションを育んだ歴史的な場所です。
静岡県熱海市春日町の東山荘正門は、第一銀行頭取の石井健吾が昭和8年に構えた木造の門。総間口3.6メートルの切妻造で、窯変瓦の一文字葺と磨丸太の軸部を備え、南側に潜戸を開く。外観は道路から見ることができる。
静岡県熱海市春日町の東山荘茶室は、山下亀三郎が昭和15年に建てた木造平屋建の接客棟。主室の大炉之間には四畳半切の炉と逆勝手の大炉が切られ、荒い梁組と丸竹詰張の天井が現れる。平成28年に国の登録有形文化財となった。
静岡県熱海市春日町の東山荘離れは、第一銀行頭取の石井健吾が昭和10年頃に建てた木造平屋建の応接棟。15畳の一室に船底天井と網代天井を組み合わせ、多様な樹種の丸太を用いる。平成28年に国の登録有形文化財となった。
静岡県熱海市春日町の東山荘別館は、山下汽船の山下亀三郎が昭和15年に建てた木造平屋建の座敷棟。海側に雁行する座敷と2畳大の残月風の踏込床、四半瓦敷の土縁が残り、平成28年に国の登録有形文化財となった。予約制で見学できる。
静岡県熱海市春日町に建つ東山荘本館は、第一銀行頭取・石井健吾が昭和8年に建てた木造2階建の別荘。相模湾へ開く大ガラス窓と細い木柄の数寄屋意匠が見どころで、平成28年に国の登録有形文化財となり、予約制で公開されている。
静岡県熱海市春日町の東山荘物置は、石井健吾の別荘に昭和8年に建てられた付属屋。建築面積17平方メートルで、1階は斜面を利用した半地下の土間、2階は畳敷きの居室とし、扉には蝙蝠文の彫刻が残る。平成28年に国の登録有形文化財となった。
静岡市葵区平和一丁目の古橋家住宅門及び塀は、静岡浅間神社の北西に建つ昭和3年頃の鉄筋コンクリート造。令和6年8月、主屋とは別件で登録有形文化財となった。釉薬瓦を葺いた塀は総延長三十四メートルに及び、通りから全体を見渡せる。
本堂南東の参道に南面して建つ、入母屋造・本瓦葺の三間一戸二重門である。下層は出組、上層は尾垂木付二手先の精緻な組物が大本山の格式を示す。昭和28年の建立で、令和元年に国の登録有形文化財となった。
行在所の東方、崖下に南面して建つ坐禅の堂である。四半敷の土間に達磨像をまつり、両側に畳敷の高床を設ける。花頭窓や桟唐戸に禅宗様が表れる。昭和8年の建築で、令和元年に国の登録有形文化財となった。
静岡県熱海市桃山町に佇む陽明館は、昭和14年(1939年)に製紙系財閥の別荘として建てられた木造二階建の数寄屋造り建築です。縁高欄を附した楼閣風の二階や和洋折衷の意匠が特徴で、2019年に国の登録有形文化財に登録されました。初島や伊豆大島を望む絶景と繊細な職人技が息づく、熱海の近代別荘文化を伝える貴重な建築遺産です。