岡家住宅西蔵及び米蔵とは

岡家住宅西蔵及び米蔵は、和歌山県伊都郡九度山町入郷にある江戸末期(1830年から1868年)の土蔵で、令和元年(2019年)9月10日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「おかけじゅうたくにしぐらおよびこめぐら」。米蔵の部分は明治後期に増築された。

文化庁の記録では、土蔵造2階建、瓦葺で、建築面積は45平方メートル。登録番号は30-0264である。

西蔵に米蔵を添えた蔵

岡家住宅西蔵及び米蔵は、敷地の北西の隅に東を向いて建つ(文化庁)。屋敷の5棟のうち西蔵がもっとも古く、明治後期に米蔵の部分が増築されていまの姿になった(和歌山県)。

西蔵は土蔵造2階建で、切妻造桟瓦葺の妻入とする。北面に幅1間半の下屋を付けてこれを米蔵とし、正面には柱だけで壁のない吹放しの下屋を通す。米蔵の部分では、この下屋の上に入母屋の妻が現れる(文化庁)。

外壁は漆喰塗で、正面の腰を海鼠壁、側面と背面の腰を縦板張とする。出入口は東の正面の中央にある(文化庁、和歌山県)。

登録有形文化財としての価値

文化庁は、堅牢なつくりで屋敷の背面の構えを引き締めているとして、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録した。和歌山県は、正面を海鼠壁とした重厚な外観を挙げている。

見どころ

正面の腰を飾る海鼠壁の目地の格子と、吹放しの下屋の上にのぞく米蔵の入母屋の妻が見どころである。江戸末期の西蔵と明治後期の米蔵が1棟にまとまった継ぎ目を、屋根の形の違いから読み取れる。

見学について

岡家住宅西蔵及び米蔵は屋敷の奥、北西の隅にあり、個人の住まいの敷地内である。内部公開についての公的な案内は確認できなかった。

Q&A

Q岡家住宅西蔵及び米蔵はいつ建てられましたか?
A西蔵は江戸末期、米蔵の部分は明治後期の増築です(文化庁、和歌山県)。
Q岡家住宅西蔵及び米蔵の米蔵はどこにありますか?
A西蔵の北面に付けた幅1間半の下屋が米蔵です(文化庁)。
Q岡家住宅西蔵及び米蔵の外壁の特徴は?
A漆喰塗で、正面の腰を海鼠壁、側面と背面の腰を縦板張とします(文化庁)。
Q岡家住宅西蔵及び米蔵は見学できますか?
A個人の住まいの敷地内にあり、公開の公的な案内は確認できませんでした。
Q岡家住宅西蔵及び米蔵が登録有形文化財になったのはいつですか?
A令和元年(2019年)9月10日です(文化庁)。

基本情報

名称岡家住宅西蔵及び米蔵(おかけじゅうたくにしぐらおよびこめぐら)
所在地和歌山県伊都郡九度山町大字入郷字西上ノ山288-1
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年令和元年(2019年)9月10日登録
員数1棟
寸法土蔵造2階建、瓦葺、建築面積45㎡
所有者個人(和歌山県による)
公開状況個人の住まい(公開の案内なし)

参考文献

岡家住宅西蔵及び米蔵(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00012977
岡家住宅(わかやまの文化財/和歌山県教育庁文化遺産課)
https://wakayama-bunkazai.jp/bunkazai/bunkazai_879/

最終更新日: 2026.10.15