窪八幡神社鳥居とは

窪八幡神社鳥居は、山梨県山梨市北の窪八幡神社の参道に立つ天文4年(1535年)建立とされる木造の鳥居で、昭和24年(1949年)2月18日に重要文化財に指定された。形式は木造両部鳥居である。

窪八幡神社鳥居は、神社の境内から東へ離れた参道の上にあり、正面に神門を望む位置に立つ。建立年代は『大井俣神社本紀』によると天文4年(1535年)とされ、文化庁のデータベースも時代を室町後期、年代を天文4年としている。

山梨県の観光情報は、この鳥居を武田信虎の厄年に造られたものと紹介している。窪八幡神社は信虎・信玄の父子に篤く崇敬され、境内の社殿の多くもこの時代に整えられた。

窪八幡神社鳥居が重要文化財である理由

山梨市は窪八幡神社鳥居を、木造の鳥居として現存する日本最古のものと説明している。鳥居は風雨にさらされる屋外の構造物で、木造のものは朽ちて建て替えられることが多い。室町時代の木造鳥居が立ったまま残っていることが、この鳥居の最大の価値である。

両部鳥居は、2本の主柱それぞれの前後に控柱(稚児柱)を立て、貫でつないで支える形式である。控柱が主柱を支えるため、木造でも倒れにくい構造になっている。

窪八幡神社鳥居の見どころ

参道から近づくと、まず主柱の前後に添えられた控柱に目が行く。1本の主柱を2本の控柱が挟み、それぞれを貫で結ぶ組み方が、両部鳥居の特徴である。

木肌の色にも注目したい。木材は長い年月を経て深い色合いになっており、集落の中に立つ姿は周囲の景色になじんでいる。

鳥居をくぐって西を見ると、参道の先に窪八幡神社神門の檜皮葺の屋根が見える。鳥居と神門を結ぶこの軸線が、神社の正面の構えになっている。

窪八幡神社鳥居の見学方法

窪八幡神社鳥居は境内の外、東へ延びる参道の上に立つ屋外の構造物で、外観を自由に見学できる。周囲は集落の中の道なので、写真を撮るために立ち止まるときは車の往来に気をつけたい。

境内への行き方と参拝の条件は、窪八幡神社のページにまとめてある。

Q&A

Q窪八幡神社鳥居は日本最古の木造鳥居なのですか?
A山梨市は、木造の鳥居として現存する日本最古のものと説明しています。
Q窪八幡神社鳥居はいつ建てられたのですか?
A『大井俣神社本紀』によると天文4年(1535年)の建立とされ、文化庁のデータベースも年代を天文4年としています。
Q窪八幡神社鳥居の「両部鳥居」とはどのような形式ですか?
A2本の主柱それぞれの前後に控柱(稚児柱)を立て、貫でつないで支える形式の鳥居です。
Q窪八幡神社鳥居と武田氏にはどのような関係がありますか?
A山梨県の観光情報は、武田信虎の厄年に造られた鳥居と紹介しています。窪八幡神社は信虎・信玄父子に篤く崇敬されました。
Q窪八幡神社鳥居はどこにあり、自由に見学できますか?
A境内から東へ離れた参道の上に立ち、正面に神門を望む位置にあります。屋外にあるため外観を自由に見学できます。

基本情報

名称窪八幡神社鳥居
所在地山梨県山梨市北654(窪八幡神社参道)
指定区分重要文化財(建造物)
指定年昭和24年(1949年)2月18日
員数1基
寸法文化庁データベースに寸法の記載なし
所有者窪八幡神社
公開状況屋外にあり外観を見学可(無料)

参考文献

窪八幡神社鳥居|国指定文化財等データベース(文化庁)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/874
窪八幡神社鳥居|山梨市の文化財(山梨市)
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/site/cultural-assets/7893.html
大井俣窪八幡神社|富士の国やまなし観光ネット(山梨県公式観光情報)
https://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/spot/p1_4969.html
大井俣窪八幡神社 公式サイト
https://kubohachiman.com/

最終更新日: 2026.09.24