窪八幡神社摂社若宮八幡神社拝殿とは

窪八幡神社摂社若宮八幡神社拝殿は、山梨県山梨市北の窪八幡神社の境内にある天文5年(1536年)建立の拝殿で、昭和24年(1949年)2月18日に重要文化財に指定された。桁行4間、梁間3間、一重の入母屋造で、屋根は檜皮葺である。

摂社若宮八幡神社は、本社拝殿の北隣に拝殿と本殿を前後に並べてまつられている。窪八幡神社摂社若宮八幡神社拝殿はその前側に建ち、背後の本殿には仁徳天皇がまつられる。

建立年は二つの記録が一致している。『大井俣神社本紀』と、窪八幡の別当寺であった上之坊で書き継がれた年代記『王代記』が、いずれも天文5年(1536年)の建立と記す。窪八幡神社の社殿には記録と墨書の年がずれるものが多いが、この拝殿は年代の裏づけが比較的はっきりしている。

窪八幡神社摂社若宮八幡神社拝殿が重要文化財である理由

窪八幡神社摂社若宮八幡神社拝殿は、南隣の本社拝殿より約20年早く建てられた。同じ境内で、同じ武田氏の時代に建てられた二つの拝殿を並べて比べられる点に価値がある。

本社拝殿が切妻造で11間の長大な建物であるのに対し、若宮の拝殿は入母屋造の4間で、装飾的な部分の少ない簡素なつくりである。山梨市はその外観を落ち着いたものと評している。飾りを抑えた室町時代後期の拝殿の姿を伝える一棟である。

窪八幡神社摂社若宮八幡神社拝殿の見どころ

屋根の形を見比べたい。入母屋造は上部が切妻、下部が四方へ葺き下ろす屋根で、妻側に三角形の破風が立つ。すぐ南の本社拝殿は妻側が単純な切妻で、二つの屋根の違いは並んだ位置からよくわかる。

柱や軒まわりには彫刻や彩色がほとんど見られない。檜皮葺の厚い屋根と素木の軸部だけでまとめた外観は、背後の本殿の古い形式とも調和している。

窪八幡神社摂社若宮八幡神社拝殿の見学方法

窪八幡神社摂社若宮八幡神社拝殿は、本社拝殿の北隣にあり、参拝はその正面で行う。内部は通常公開されていない。拝殿の脇へ回ると、背後の摂社若宮八幡神社本殿を合わせて眺められる。

境内への行き方と参拝の条件は、窪八幡神社のページにまとめてある。

Q&A

Q窪八幡神社摂社若宮八幡神社拝殿はいつ建てられたのですか?
A『大井俣神社本紀』と『王代記』がともに天文5年(1536年)の建立と記しています。文化庁のデータベースも年代を天文5年としています。
Q窪八幡神社摂社若宮八幡神社拝殿と本社拝殿はどう違いますか?
A本社拝殿は切妻造で間口11間の長い建物ですが、若宮の拝殿は入母屋造で桁行4間、梁間3間の小ぶりな建物です。建立も約20年早くなっています。
Q窪八幡神社摂社若宮八幡神社拝殿はどこにありますか?
A窪八幡神社の本社拝殿の北隣にあり、背後に摂社若宮八幡神社本殿が建っています。
Q窪八幡神社摂社若宮八幡神社拝殿にはどのような特徴がありますか?
A装飾的な部分が少ない簡素なつくりで、檜皮葺の入母屋屋根と素木の軸部による落ち着いた外観が特徴です。
Q窪八幡神社摂社若宮八幡神社拝殿の内部は見学できますか?
A内部は通常公開されていません。参拝は拝殿の正面で行い、外観を見学する形になります。

基本情報

名称窪八幡神社摂社若宮八幡神社拝殿
所在地山梨県山梨市北654(窪八幡神社境内)
指定区分重要文化財(建造物)
指定年昭和24年(1949年)2月18日
員数1棟
寸法桁行4間、梁間3間
所有者窪八幡神社
公開状況境内は参拝自由(無料)。内部は通常非公開

参考文献

窪八幡神社摂社若宮八幡神社拝殿|国指定文化財等データベース(文化庁)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/869
窪八幡神社摂社若宮八幡神社拝殿|山梨市の文化財(山梨市)
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/site/cultural-assets/7884.html
窪八幡神社拝殿|山梨市の文化財(山梨市)
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/site/cultural-assets/7853.html
大井俣窪八幡神社 公式サイト
https://kubohachiman.com/

最終更新日: 2026.09.24