8棟で最も開かれた棟
北から6番目の地域交流棟は、旧倉庫列が最も広く市民に開かれる場である。他の棟と同じく昭和9年に建てられ、北から第4〜6棟とともに内部を改築して、大学開放センターの工芸体験棟・ギャラリー棟・地域交流棟を構成する。
この3棟が、列の北寄り中央の一角を、キャンパスの公共の翼へと変えている。
まちのためのホール
内部には展示場、多目的ホール、休憩施設が設けられ、その運営は外へと向く。市民講座や体験学習が、かつて米俵だけを収めた建物へ人々を招き入れる。
平成12年の登録は、重要文化財の指定とは別に、倉庫群を歴史的景観上の価値として守るものだ。
歩いて入れる連続性
転用を等身大で感じたいなら、この棟に入るとよい。米を蓄えた深い木造の空間が、今は椅子と展示と会話を収める。
市民の部屋としての第二の生は、ここでの文化財が保存されるだけでなく使われていることを、最もはっきりと示す。催しによって開館時間が決まるため、訪問前に現在の予定を確認したい。
Q&A
- 地域交流棟は何のための建物ですか。
- 大学開放センターの一部として市民講座・体験学習・展示・催しを行い、キャンパスを地域に開く場です。
- 他の棟とはどのような関係ですか。
- 北から第4〜6棟をまとめて開放センターに改築したうちの一つで、工芸体験棟・ギャラリー棟と並びます。
- この棟は一般の人も中に入れますか。
- 比較的開かれた棟ですが、催しや開館時間は事前に大学へご確認ください。
- 重要文化財に指定されているのですか。
- いいえ。登録有形文化財で、歴史的景観への寄与を評価された区分です。
基本データ
| 名称 | 秋田公立美術工芸短期大学大学開放センター地域交流棟 |
|---|---|
| 所在地 | 秋田県秋田市新屋大川町12-3 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 登録年月日 | 2000年(平成12)9月26日(登録第25回) |
| 登録番号 | 05-0062 |
| 員数 | 1棟 |
| 年代 | 昭和9年(1934) |
| 構造 | 木造平屋建、鉄板葺、建築面積660㎡ |
| 登録基準 | 国土の歴史的景観に寄与しているもの |
| 所有者 | 公立大学法人秋田公立美術大学 |
| 公開状況 | 大学キャンパス施設として使用(見学は大学へ要確認) |
参考文献
- 国指定文化財等データベース — 秋田公立美術工芸短期大学大学開放センター地域交流棟
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00001829
- 文化遺産オンライン — 秋田公立美術工芸短期大学大学開放センター地域交流棟
- https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/192829
- 秋田公立美術大学 公式サイト
- https://www.akibi.ac.jp/
最終更新日: 2026.07.08