全国の登録有形文化財
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熊本県玉名市に鎮座する梅林天満宮は、承平6年(936年)に太宰府天満宮から勧請された由緒ある天満宮です。国登録有形文化財である拝殿は、江戸後期の精緻な彫刻と唐破風の向拝を備えた端正な建築で、梅鉢文の蟇股や透彫の手挟など見応えある意匠が随所に施されています。毎年11月25日には県指定無形民俗文化財の流鏑馬が奉納される、歴史と伝統が息づく神社です。
熊本県玉名市に鎮座する梅林天満宮本殿は、承平6年(936年)に太宰府天満宮から菅原道真公の御分霊を勧請して創建された古社です。江戸時代後期に再建された本殿は、入母屋造・銅板葺の優美な建築で、波涛文の彫刻や透彫の手挟など精巧な装飾が上方に集中する独自の造形美を持ち、2003年に国の登録有形文化財に登録されました。毎年11月25日に奉納される流鏑馬は熊本県指定重要無形民俗文化財であり、菊池川流域日本遺産の構成文化財でもあります。
熊本県玉名市の菊池川左岸に鎮座する梅林天満宮は、承平6年(936年)に太宰府・安楽寺天満宮から勧請されたと伝わる由緒ある天満宮です。江戸後期に再建された楼門は、本殿・拝殿・鳥居とともに平成15年(2003年)に国土の歴史的景観に寄与するものとして登録有形文化財に登録されました。鎮守の杜と水田に囲まれた静謐な参道と、毎年11月25日の流鏑馬神事の舞台としても知られる、九州有数の格式ある農村神社の入口を訪ねる旅のご案内です。
熊本市小島の浜田醤油の敷地に立つ、高さ約7メートルの煉瓦造の給水塔。昭和25年頃に六代目が築き、今もポンプで地下水を汲み上げ醤油づくりに用いる。熊本地震で倒壊寸前となったが復元され、登録有形文化財として残る。
熊本市西区小島に立つ浜田醤油三番蔵は、明治中期に築かれた建築面積218平方メートルの大型土蔵である。妻入の大壁と店舗から連なる海鼠壁が街路景観に変化を与え、平成19年に登録有形文化財となった。文政元年創業の醤油醸造の歩みを今に残す。
熊本市西区小島、文政元年(1818年)創業の浜田醤油に残る主屋。明治初期の木造2階建で、腰になまこ壁、窓に格子を備え、北隣の店舗と統一感のある重厚な外観をつくる。土蔵が連なる町並みの一角を占める登録有形文化財である。
熊本市西区の港町・小島に建つ浜田醤油店舗は、江戸後期の木造2階建。塗り込めの外壁の南半に深い下屋庇、北半の腰に海鼠壁を配し、左右で意匠を違える。隣接する三番蔵と一連の景観をなし、登録有形文化財に登録された。
熊本市小島の浜田醤油の敷地東南角に建つ、建築面積約8平方メートルの登録有形文化財。昭和5年頃にもと煙草店として建てられ、洗出し仕上げや山型妻壁の板張の妻飾に、昭和初期らしい洋風意匠を見せる小さな角屋である。
熊本県益城町に建つ登録有形文化財。阿蘇外輪の西裾の集落に残る在宅侍の旧宅で、東を入母屋、西を寄棟とする木造平屋建である。正面に残る式台の痕跡や、上質な床構えの座敷に、城下を離れて在郷に住んだ武家の格式がうかがえる。
大正13年(1924年)に建てられた早野ビルは、熊本で最初の貸しビルと伝えられる鉄筋コンクリート造の建物です。2・3階を通した連続窓や外壁の装飾柱が特徴的で、国の登録有形文化財に登録されています。現在もギャラリーやデザイン事務所が入居する「生きた文化財」として、大正ロマンの風情を今に伝えています。
坪井川のほとり、明十橋のたもとに建つ旧第一銀行熊本支店。大正8年竣工、設計は西村好時。石と煉瓦の外観に連続するアーチ窓と塔屋を備え、熊本市初の本格的鉄筋コンクリート造建築として知られる登録有形文化財です。
熊本県氷川町宮原に建つ登録有形文化財。天保3年(1832年)に商家の井芹家が住宅として建て、明治6年に増築した木造2階建の大型町家。薩摩街道の宿場町だった面影を残し、漆喰塗込の正面や水切瓦、磁器タイルの床が見どころ。
熊本県氷川町宮原、旧井芹家住宅の敷地西端に南北14mにわたって延びる漆喰塀。明治後期の築で、腰は縦板張、上部は真壁造とし、腕木が桟瓦葺の小屋根を受ける。屋敷側には溶結凝灰岩の角柱を控えに据え、丁寧な造作を今に残す登録有形文化財。
熊本県氷川町宮原。醸造業を営み銀行も興した井芹家が、明治5年(1872年)に建てた旧米蔵です。土蔵造2階建で、平側に幅一間の下屋柱を三本張り出し、切石基礎や和小屋に商家町の蔵建築の手法がのこります。平成12年に屋敷地へ移築されました。
熊本県氷川町の旧井芹家住宅に残る登録有形文化財の薬医門。明治初期に建てられ、桟瓦葺の深い切妻屋根を構える。袖塀の腰には亀甲模様の海鼠壁を築き、たたきには彩色タイルを埋め込むなど、県内有数の地主であった井芹家の財力と趣向がうかがえる。
熊本県氷川町宮原の旧井芹家住宅に残る煉瓦塀は、大正末期に築かれた延長約20メートルの赤煉瓦塀。2枚厚のイギリス積みに約3メートルおきの控壁と頂部のコーニスを備え、明治・大正期の商家町の景観を構成する登録有形文化財である。
大正14年(1925年)、薩摩街道の宿場町・宮原に地元の手で建てられた旧井芹銀行本店。左右対称の正面に4本の付柱、パラペットに幾何学模様を配したセセッション風の鉄筋コンクリート建築です。現在は無料公開され、秋山幸二ギャラリーも併設。
熊本県人吉市、球磨川のほとりに建つ人吉旅館玄関棟。昭和8年築の木造2階建で、正面の入母屋造の玄関と中庭に開くガラス戸が見どころ。2013年登録の有形文化財で、令和2年の水害を乗り越えて今も現役の温泉宿である。
熊本県人吉市の温泉宿、人吉旅館の中央棟。昭和8年築の木造2階建で、上下階とも四室を一列に並べ、違棚や組子欄間の意匠を室ごとに変える。球磨川に面し、令和2年の水害を越えて今も営業を続ける登録有形文化財である。
玄関棟と中央棟の接点に建つ客室棟。昭和二十八年の築で、上下階とも球磨川に面して三室を並べ、摺ガラスの回転窓や矢岳の透彫欄間に数寄屋の趣向を凝らす。令和二年の豪雨を越え、同四年に営業を全面再開した宿の一棟である。