全国の登録有形文化財
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新潟県上越市大島区に佇む旧飯田家住宅主屋は、1853年築の登録有形文化財です。越後地方に特徴的な中門造の茅葺民家で、豪雪地帯ならではの太く豪壮な軸部構造が見どころ。日本の雪国の暮らしと伝統建築の魅力をご紹介します。
長岡市摂田屋のサフラン酒本舗を区切る石造の石垣。自然石を亀甲形に整えて六段に積み、上部に葛石を載せる。東面と築山際の二部からなり、前面道路からの景観を大きく形づくる登録有形文化財である。
主屋前方に接続する土蔵造二階建の衣装蔵。正面妻の鉢巻に唐草とサフランの花弁、扉の内側に龍や動物を色鮮やかな鏝絵で飾る。名高い鏝絵蔵に先立つ、左官河上伊吉の早い仕事として知られる一棟である。
敷地北寄りに独立して建つ土蔵造二階建の一号倉。漆喰仕上で腰を鉄板で養生し、東妻に吉の字をかたどる。当地で醸造を始めて以来の遺構とされ、大正十五年に現在地へ移築された最古の一棟である。
長岡市摂田屋に東面して建つ木造二階建の主屋。切妻の重厚な玄関にサフラン酒の看板を掲げ、明治中期の建築を大正二年に増築した。土日祝に募金で内部と庭園を見学できる登録有形文化財である。
敷地北方に独立して建つ土蔵造平屋建の米蔵。海鼠壁と東妻の吉の字が化粧を添え、内部にキングポストトラスの小屋組を見せる。令和二年に改修され、発酵ミュージアムとして開かれた交流拠点である。
敷地南西隅に独立して建つ土蔵造二階建のシチレン蔵。鉄板葺の置屋根を前室まで葺き降ろし、内部も鉄板で覆う。花火を製造したとの伝聞があるが、当時の用途は今も不詳とされる異色の一棟である。
主屋背面に接続する土蔵造二階建の醸造蔵。内部に四本の独立柱が立ち小屋梁を受ける。一階は資材室、製品置場、製造タンクの倉庫に分けられ、薬酒づくりの中心をなした欠かせない実働の施設である。
主屋北に接続する土蔵造二階建の調整蔵。中廊下に沿って生薬貯蔵室、調製場、瓶詰場を配し、二階を検査室や資材庫とする。クイーンポストトラスを架けた、薬酒づくりの要となる実働の施設である。
主屋背面に醸造蔵と並んで建つ土蔵造二階建の道具蔵。桁行十間梁間四間半と規模が大きく、内部に六本の独立柱が立ち小屋梁を受ける。敷地西方の景観を大きく形づくる、屋敷内で最大の蔵である。
主屋南奥に接続する木造二階建の離れ座敷。東面に唐破風玄関をつけ三方に庇を廻す。二階のたちが高く、庭側二面をガラス戸で開く。大座敷と次の間を備えた、接遇のための格式ある豪壮な建物である。
新潟県上越市の高田城址公園内にある旧小林古径邸は、近代数寄屋建築の創始者・吉田五十八が日本画家・小林古径のために設計した国登録有形文化財の住宅建築です。1934年に東京で建築され、2001年に古径の故郷・上越市に移築復原されました。伝統的な数寄屋造りを近代化する革新的な手法と、京都の宮大工棟梁による卓越した施工技術が高く評価されています。
新潟市歴史博物館「みなとぴあ」の敷地内に移築復元された旧第四銀行住吉町支店は、昭和2年竣工の登録有形文化財です。花崗岩の外壁、イオニア式列柱、大理石と白漆喰の壮麗な内装が、日本最古級の銀行の栄華を今に伝えます。入場無料で見学可能。
新潟県村上市の城下町に佇む旧第四銀行村上支店長住宅主屋は、昭和11年に村上信用組合理事長宅として建設された国登録有形文化財です。入母屋造の堂々たる外観と、黒柿などの銘木を用いた精緻な内部意匠が見どころで、設計者・菅原建吉と大工棟梁・飯田文次郎の名が棟札に記されています。
新潟市中央区関屋本村町の登録有形文化財。戊辰戦争で焼失した旧主屋の後身として明治初期に再建された。建築面積395平方メートル、直梁と貫を数段重ねた妻面と、豪快な梁組を見せる茶の間が特徴で、座敷は瀟洒な書院風にまとめる。非公開。
新潟市南区新飯田、中ノ口川東岸の旧家に建つ登録有形文化財。明治15年築の土蔵造2階建で、戸前を介し主屋と接続する。太い垂木と密な柱、屋敷の小高い土地への配置が水害への備えを示す。令和5年登録で、当地旧家の屋敷構えを形成する。非公開。
新潟市中央区関屋本村町、斎藤家の敷地最奥に建つ登録有形文化財。弘化2年頃に亀田町の堀家から移築したと伝わる江戸後期の土蔵で、切妻造桟瓦葺の置き屋根式とし、両側面の各階に窓を設ける。漆喰塗の外壁が良好に残る。非公開。
新潟市南区新飯田の旧家に建つ登録有形文化財。明治中期の寄棟造平屋で、建築面積は26平方メートル。庭に南面し、東と南に霧除庇付縁側を巡らす。座敷は北面に書院、西面に地袋付床を構え、丸炉を切る。令和5年登録。非公開。
五泉市土堀に建つ坂田家住宅主屋。間口二〇メートルを超える大規模な平屋で、東を入母屋、西を切妻とした桟瓦葺の屋根をもつ。庄屋を務めた旧家の格式と、奥座敷や茶の間に残る近世農家の落ち着いた趣を伝える。
坂田家住宅の主屋南方に、庭を挟んで建つ木造二階建の蔵。柱を密に立てて外壁にまで現し、白壁に黒漆喰の腰を合わせる。北面には蔵前を設ける。昭和前期ながら手の込んだ、屋敷でも細やかな一棟。