愛媛県の国 宝
National Treasures of 愛媛県愛媛県に所在する国宝。
石手寺二王門は愛媛県松山市石手の石手寺にある文保2年(1318年)の楼門で、国宝。河野通継が再建した三間一戸の楼門で、腰屋根を設けず上重に高欄付きの廻縁をめぐらす。蟇股の形や内部の彫刻が美しく、現存する鎌倉時代の楼門の傑作とされる。
愛媛県今治市の大山祇神社が所蔵する平安時代の大鎧で、員数は1領。萌黄・黄・紅の三色の糸で沢瀉を象り、縦取りに威している。文化庁は現存鎧中最古のものとし、昭和29年(1954年)に国宝へ指定されている。
愛媛県今治市の大山祇神社が所蔵する唐時代の白銅鏡で、径26.8センチメートル、員数は1面。葡萄の蔓を地文とし、内区に孔雀・鳳凰・狻猊、外区に小禽小獣を配する。昭和28年(1953年)に国宝へ指定された。
愛媛県今治市の大山祇神社が所蔵する鎌倉時代の太刀拵で、総長96.3センチメートル。牡丹唐草文を部位ごとに毛彫や高彫など五通りに彫り分ける。昭和30年に国宝へ指定された。指定の対象は拵であり刀身は含まない。
今治市の奈良原山山頂の経塚から昭和9年に出土した平安末期の一括資料。全高71.5センチメートルの銅宝塔、銅経筒、銅鏡、彩色の檜扇、宋の青白磁盒子などを含み、昭和31年に国宝に指定。玉川近代美術館が収蔵する。
太山寺本堂は、愛媛県松山市の太山寺にある鎌倉時代後期の本堂で、昭和31年に国宝に指定された。墨書から1305年の建立と確定し、内陣を二重の外陣などで囲んだ雄大な規模の密教本堂である。
大宝寺本堂は、愛媛県松山市南江戸の大宝寺にある鎌倉時代前期の本堂で、昭和28年に国宝に指定された。平安末期の阿弥陀堂形式を用いた簡素で均整のとれた建物で、県下最古の木造建造物とされる。
赤絲威鎧〈大袖付〉は、愛媛県の大山祇神社が所有する平安時代の鎧で、昭和27年に国宝に指定された。鎧と胴丸の特色を兼ね備えた特殊な形状で、平治合戦絵巻などに見られる形式の唯一の遺品である。
大太刀〈無銘伝豊後友行〉は、愛媛県の大山祇神社が所有する南北朝時代の大太刀で、昭和33年に国宝に指定された。大森彦七所用と伝え、1尺余りの生ぶ刃が残るほど健全で、野太刀拵が附く。
大太刀〈銘貞治五年丙午千手院長吉〉は、愛媛県の大山祇神社が所有する貞治5年の大太刀で、昭和28年に国宝に指定された。身長135.7センチの野太刀の代表作で、後村上天皇の奉納と伝える。
紺絲威鎧〈兜、大袖付〉は、愛媛県の大山祇神社が所有する平安時代末期の大鎧で、昭和27年に国宝に指定された。河野通信の奉納と伝え、総体に原形をとどめ、麻糸で威していることが注目される。
紫綾威鎧〈大袖付〉は、愛媛県の大山祇神社が所有する鎌倉時代初期の大鎧で、昭和28年に国宝に指定された。稀少な綾威鎧3領のうち最も古く、兜はないものの総体によく原形を残す豪壮華麗な鎧である。