庭を囲むコの字の塀と腕木門

小町酒造門及び塀は、岐阜県各務原市蘇原伊吹町にある酒蔵、小町酒造の昭和前期(1926年以降)の門と塀で、平成20年(2008年)4月18日に国の登録有形文化財(登録番号21-0163)に登録された。読みは「こまちしゅぞうもんおよびへい」。店舗兼主屋から離れまで、離れの南の庭園を囲むようにコの字に配され、総延長は21メートルに及ぶ。

文化庁の記録では、門は木造・瓦葺で間口1.2メートル、塀は木造・瓦葺で延長21メートル。塀の東面に、切妻造桟瓦葺の腕木門を構えている。

亀甲積の丸石と内外で違う壁

塀の足元は、丸石を亀甲状に積んだ石垣である。亀甲積は石の継ぎ目が亀の甲羅のような六角形の網目を描く積み方で、丸みのある石をすき間なく組み合わせるには手間がかかる。

壁は内と外で仕上げを変えている。通り側は黒漆喰に腰板を張り、店舗兼主屋や土蔵と同じ黒で揃える。庭園側は弁柄色の色壁で、赤みのある壁は庭の内側にだけ立つ。文化庁の解説は、丸石積が印象的な屋敷構えを見せると評価している。

見どころ

小町酒造門及び塀の通り側は外から見ることができる。黒い壁の下で、丸石の石垣が亀甲の目地を描く足元に注目したい。

土蔵の基礎も丸石積で、2つを見比べると屋敷の外まわりに同じ材料が使われていることがわかる。庭園側の弁柄色の壁は敷地の内側にあり、通りからは見られない。

見学方法

小町酒造門及び塀に囲まれた庭園と離れは住まいの一部で、公開されていない。塀の通り側の外観は通りから見ることができる。駅からの行き方は小町酒造のページにまとめてある。

Q&A

Q小町酒造門及び塀はいつ造られましたか?
A文化庁の記録では昭和前期です。平成20年(2008年)4月18日に登録有形文化財に登録されました。
Q小町酒造門及び塀の長さは?
A塀の総延長は21メートル、門の間口は1.2メートルです。
Q小町酒造門及び塀の石垣はどんな積み方ですか?
A丸石を亀甲状に積んでいます。
Q小町酒造門及び塀の壁は何色ですか?
A通り側は黒漆喰に腰板張、庭園側は弁柄色の色壁です。
Q小町酒造門及び塀は見学できますか?
A囲まれた庭園の中は非公開ですが、塀の通り側は通りから見られます。

基本情報

名称小町酒造門及び塀(こまちしゅぞうもんおよびへい)
所在地岐阜県各務原市蘇原伊吹町2-15
指定区分登録有形文化財(建造物)登録番号21-0163
指定年平成20年(2008年)4月18日登録
員数1棟
寸法門 木造、瓦葺、間口1.2メートル/塀 木造、瓦葺、延長21メートル
所有者文化庁データベースに記載なし
公開状況塀の通り側のみ外から見られる。庭園側は非公開

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)— 小町酒造門及び塀
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00007035
文化遺産オンライン — 小町酒造門及び塀
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/120107
小町酒造株式会社 — 蔵の紹介
https://www.nagaragawa.co.jp/feature/

最終更新日: 2026.10.06