旧国鉄士幌線音更トンネルとは

旧国鉄士幌線音更トンネルは、北海道河東郡上士幌町にある昭和12年(1937年)の鉄道トンネルで、平成15年(2003年)1月31日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「きゅうこくてつしほろせんおとふけとんねる」。

文化庁の記録では、コンクリート造で、延長は165メートルである。登録番号は01-0052である。

凍土に掘られた曲線のトンネル

旧国鉄士幌線音更トンネルは、大雪山の山麓の凍土に建設された延長165メートルのコンクリート造のトンネルである(文化庁)。平面は曲線を描き、単線の仕様で造られている。

所在地は上士幌町字幌加で、幌加駅プラットホームや第五音更川橋梁と同じ地区にある。登録された士幌線の9件のなかで、橋でも駅でもない唯一の構造物である。

登録有形文化財としての価値

文化庁が注目するのは坑門の形である。山腹の傾斜に合わせて坑門の前面に三分の法勾配をつけ、線路に対して斜めに構える平面とした特異な形態をもつと記す。

登録の基準は「再現することが容易でないもの」で、士幌線の9件のなかでこの基準によるのは音更トンネルだけである。ほかの8件はいずれも「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録されている。

見どころ

見どころは坑門である。前面がわずかに後ろへ傾き、線路の軸線に対して斜めに据えられているため、正面に立っても入口が少しずれて見える(文化庁)。

曲線のトンネルなので、入口から反対側の出口は見通せない。

見学について

トンネルへの立ち入りや見学経路について、公的な案内は確認できなかった。内部は照明のない廃線のトンネルで、立ち入りは勧められない。周辺はヒグマの生息域でもあり、近づく場合は十分に注意したい。

Q&A

Q旧国鉄士幌線音更トンネルはいつ造られましたか?
A昭和12年(1937年)です(文化庁)。
Q旧国鉄士幌線音更トンネルの長さは?
A延長165メートルの単線仕様のコンクリート造トンネルです(文化庁)。
Q旧国鉄士幌線音更トンネルの特徴は?
A坑門の前面に三分の法勾配をつけ、線路に対して斜めに構える特異な形です(文化庁)。
Q旧国鉄士幌線音更トンネルの中に入れますか?
A立ち入りについて公的な案内は確認できませんでした。照明のない廃線のトンネルで、立ち入りは勧められません。
Q旧国鉄士幌線音更トンネルが登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成15年(2003年)1月31日です(文化庁)。

基本情報

名称旧国鉄士幌線音更トンネル(きゅうこくてつしほろせんおとふけとんねる)
所在地北海道河東郡上士幌町字幌加2-6
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成15年(2003年)1月31日登録
員数1基
寸法コンクリート造、延長165m
所有者上士幌町
公開状況見学の公的な案内なし(内部立入は勧めない)

参考文献

旧国鉄士幌線音更トンネル(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00003020

最終更新日: 2026.10.19