重要文化財
Important Cultural Property日本の重要文化財を一覧で検索できます。都道府県、時代、カテゴリーで絞り込み、詳しい解説を読み、地図や旅行のヒントで訪問計画を立てましょう。
岩手県二戸市の天台寺に伝わる木造十一面観音立像は、像高約一七〇センチ、桂材の一木造による平安期の重要文化財。本尊・桂泉観音と並んで日本最北の古代仏教文化を今に伝える。
岩手県平泉町の中尊寺境内、観音院の千手堂に安置される木造千手観音立像。像高171.2cm、寄木造・漆箔仕上げ、彫眼。頭上に十一面をいただき、現在32本の手を備える、藤原様の温雅な慈悲の相が見事な平安時代後期の名宝です。昭和4年(1929年)に国の重要文化財に指定され、世界遺産・平泉の精神世界を今に伝えます。
岩手県奥州市江刺の浅井智福愛宕神社(藤里毘沙門堂)に伝わる重要文化財「木造兜跋毘沙門天立像」。像高175センチメートル、トチ材の一木造で、丸刀を横に使う独特の彫法により装飾的な刀痕を残す貴重な作例。平安期の貞観彫刻様式を伝える、東北に伝来した兜跋毘沙門天像の代表作です。
岩手県奥州市の古刹・黒石寺に伝わる木造薬師如来坐像は、像内に貞観4年(862年)の墨書銘を残し、明確な年紀をもつ木彫仏としては日本最古とされる国の重要文化財です。桂材の一木造で像高126cm、目尻の吊り上がった険しい表情と力強い体躯が特徴で、平安初期彫刻の編年研究における絶対的な基準作。古代東北の祈りと文化の融合を今に伝える、必見の一軀をご紹介します。
岩手県平泉・中尊寺に伝わる重要文化財「延年(古実式三番)所用面」は、若女面の裏に正応四年(1291)三月の墨書銘をもち、年記のある能面としては現存最古です。翁二面・若女一面・老女一面の四面は、今も毎年五月四日・五日と十一月三日に白山神社能舞台で奉納される神事芸能「古実式三番」で実際に用いられる、生きた文化財です。
岐阜県高山市国府町木曽垣内の阿多由太神社本殿は、三間社流見世棚造こけら葺の社殿で、昭和36年に重要文化財に指定された。飛騨国八社に数えられる古社の本殿で、覆殿の内部にあり通常は拝観できないが、境内は自由に参拝できる。
岐阜県高山市丹生川町の荒川家住宅土蔵は、延享4年(1747年)建立で、寛政8年の主屋より49年古い敷地最古の建物。妻入の切妻造に蔵前が付き、主屋と合わせ2棟で昭和46年に重要文化財へ指定された。入館は無料。
岐阜県高山市国府町の荒城神社本殿は、明徳元年(1390年)建立の三間社流造、柿葺。向拝の蟇股には室町の手法と古式の意匠が同居する。明治42年に重要文化財へ指定され、附は棟札7枚。境内は開放され拝観料は不要である。
岐阜県大垣市の旧揖斐川橋梁は、明治19年(1886年)竣工、橋長325.1メートルの錬鉄製五連トラス桁橋。英国人技師ポーナルの設計による。平成20年に重要文化財に指定。現在も歩行者と二輪車が終日無料で通行できる。
岐阜県北方町の円鏡寺楼門は、永仁4年(1296年)建立の三間一戸楼門、入母屋造の檜皮葺。純和様の細部が一貫し、県内最古級の建造物とされる。明治42年に重要文化財に指定された。拝観料は不要で常時見学できる。
岐阜県下呂市の久津八幡宮拝殿は、天正9年(1581年)に飛騨をほぼ統一した武将・三木自綱が再建した重要文化財。正面の軒に施された「水を呼ぶ鯉」の彫刻で知られ、応永19年再建の本殿と並ぶ桃山期の貴重な遺構である。
岐阜県下呂市の久津八幡宮本殿は、応永十九年(一四一二年)に飛騨領主白井俊国が再建した重要文化財。三間社流造・こけら葺で、南面の蟇股には鳴いたと伝わる鶯の彫刻が残る。境内には国の天然記念物・夫婦杉も立つ。
岐阜県高山市国府町、臨済宗の古刹・飛騨安国寺の鎮守として建つ熊野神社本殿。一間社流見世棚造でこけら葺の小社殿は、向拝の木鼻や古式の屋根に室町期の技法を残し、戦国の兵火を免れた市内最古級の本殿として重要文化財に指定されている。
高山市総和町の飛騨国分寺本堂。昭和29年の解体修理で室町中期以前の様式と手法、正面向拝と東側は桃山の修理とわかり、地下からは金堂とみられる礎石も出た。明治42年(1909年)指定。堂内は有料で拝観できる。
岐阜県美濃市、うだつの上がる町並みに建つ小坂家住宅。安永年間創業の造り酒屋「百春」の主屋で、起り屋根と鬼瓦のないうだつをもつ重要文化財です。現役の酒蔵としての見どころと、周辺の歩き方をあわせて紹介します。
高山市城山公園にある永正元年(1504年)ごろの浄土真宗の本堂。旧荘川村中野の中野御坊を御母衣ダム建設で移築し、江戸期に急勾配へ改められた屋根を創建時のゆるやかな姿に戻した。浄土真宗寺院最古の遺構とされる。
岐阜県関市の新長谷寺阿弥陀堂は3間四方・入母屋造・檜皮葺の室町時代後期の仏堂で、1953年に重要文化財に指定。寄棟の堂に挟まれた入母屋屋根の組み立て、本堂との比較、境内での位置と見学時の注意を解説する。
岐阜県関市の新長谷寺客殿は桁行14.2m・梁間11.5mの寄棟造・銅板葺で、境内の指定8棟で唯一の江戸時代前期の住宅系建物。1953年に重要文化財に指定。三重塔を望む庭園と、予約制の入館方法を紹介する。
岐阜県関市の新長谷寺三重塔は寛正4年(1463年)建立、3段の屋根すべてが檜皮葺の三間三重塔で、1909年に本堂とともに重要文化財に指定。屋根の縮み方、本堂と並ぶ眺め、客殿の庭園から望む姿まで紹介する。
岐阜県関市の新長谷寺釈迦堂は3間四方・寄棟造・檜皮葺の室町時代後期の仏堂で、1953年に重要文化財に指定。隣の阿弥陀堂との屋根の違い、通常は非公開の堂内と、2026年3月に行われた特別公開の内容を紹介する。