出雲大神宮制札とは
出雲大神宮制札(いずもだいじんぐうせいさつ)は、京都府亀岡市千歳町の出雲大神宮にある明治6年(1873年)建築の制札で、令和3年(2021年)2月4日に登録有形文化財となった。
制札とは、禁止事項や定めを記した札を掲げるための構えで、札を屋根で覆う。出雲大神宮制札は木造、銅板葺で、間口は0.9メートル。
出雲大神宮制札は石鳥居の手前、西側に東西棟で建つ。参道を来た人が鳥居をくぐる直前に目にする位置である。
登録の理由
文化庁は、出雲大神宮制札が境内の近代の再興の最初期の様子を伝えると評価している。登録番号は26-0624、登録基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」。
明治6年は、明治11年の拝殿よりも5年早い。明治に入って社殿が整えられていく前に、まず参道の入口に制札が設けられたことになる。
小さな屋根の細工
出雲大神宮制札は、花崗岩の切石を積んだ基壇の上に2本の角柱を立て、貫で固める。柱の上部に腕木を差して桁を受け、その上に屋根を架ける。
垂木はわずかに反りをつけて間隔をあけて並べ、屋根は切妻造とする。銅板は段状に重ねて葺き、小さな屋根でも瓦を重ねたような陰影が出るように仕上げている。
間口0.9メートルほどの工作物だが、社殿と同じ部材の名前で説明できる組み方をもつ。
出雲大神宮制札の見学
出雲大神宮制札は参道脇にあり、いつでも間近に見られる。妻側から見上げると、腕木と反りのある垂木、段葺の銅板がよく分かる。
すぐ奥には享保3年の石鳥居が立つ。境内への行き方は出雲大神宮のページにまとめた。
Q&A
- 出雲大神宮制札はいつつくられましたか。
- 明治6年(1873年)です。令和3年(2021年)2月4日に登録有形文化財となりました。
- 出雲大神宮制札とは何ですか。
- 禁止事項などを記した札を掲げる屋根付きの構えです。石鳥居の手前西側に建っています。
- 出雲大神宮制札の大きさはどれくらいですか。
- 間口0.9メートルです。花崗岩の切石積の基壇の上に2本の角柱を立てています。
- 出雲大神宮制札はなぜ登録有形文化財になったのですか。
- 境内の近代の再興の最初期の様子を伝える工作物として評価されました。
- 出雲大神宮制札は見学できますか。
- 参道脇にあり、いつでも間近に見学できます。
基本データ
| 名称 | 出雲大神宮制札(いずもだいじんぐうせいさつ) |
|---|---|
| 所在地 | 京都府亀岡市千歳町千歳出雲無番地 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物・その他工作物) 登録番号 26-0624 |
| 指定年 | 令和3年(2021年)2月4日登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 木造、銅板葺、間口0.9メートル |
| 所有者 | 宗教法人出雲大神宮 |
| 公開状況 | 参道脇にあり常時見学可 |
参考文献
- 国指定文化財等データベース 出雲大神宮制札(文化庁)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00013596
- 出雲大神宮(ぶらり亀岡 亀岡市観光協会)
- https://www.kameoka.info/seeing/izumodaijingu.php
最終更新日: 2026.09.27