出雲大神宮拝殿とは

出雲大神宮拝殿(いずもだいじんぐうはいでん)は、京都府亀岡市千歳町の出雲大神宮にある明治11年(1878年)建築の拝殿で、令和3年(2021年)2月4日に登録有形文化財となった。

桁行3間・梁間3間の入母屋造、檜皮葺で、建築面積は34平方メートル。壁を立てない四方吹放しの形式で、神社は舞殿形式の建物と説明している。

出雲大神宮拝殿は参道の正面、中門の前に南北棟で建ち、境内の中心を占める。神社によれば明治11年の造営は官費によるものだった。

登録の理由

文化庁は出雲大神宮拝殿を、境内の中枢を占め、格式と優美さを備えた拝殿と評価している。登録番号は26-0617、登録基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」。

明治6年(1873年)の制札に続いて建てられた、境内の近代の再興でも早い時期の建物である。国幣中社に列した神社にふさわしい構えを、中世の本殿と同じ檜皮葺でととのえた。

細部の見どころ

出雲大神宮拝殿の柱は円柱で、亀腹と呼ばれる漆喰で固めたまるい基壇の上に立つ。周囲には先端を反らせた刎高欄付きの縁をめぐらせる。

内部の天井は全面を小組の格天井とする。細い格子を細かく組んだ天井で、吹放しの拝殿では外からでも見上げることができる。

軒は垂木を二段に重ねた二軒の繁垂木で、隅に向かって軽く反り上がる。檜皮の屋根の厚みと、その下の垂木の細かい並びを一緒に見たい。

出雲大神宮拝殿の見学

出雲大神宮拝殿は吹放しなので、参道から内部の天井や柱の並びまで見通せる。ただし拝殿に上がることはできない。

神社によれば、4月18日の花鎮祭と10月21日の例祭では、この拝殿で巫女が「浦安の舞」を奉納する。祭典の日は拝殿が使われている姿を見られる。境内への行き方は出雲大神宮のページにまとめた。

Q&A

Q出雲大神宮拝殿はいつ建てられましたか。
A明治11年(1878年)で、神社によれば官費による造営です。令和3年(2021年)2月4日に登録有形文化財となりました。
Q出雲大神宮拝殿はどんな形式ですか。
A桁行3間・梁間3間の入母屋造、檜皮葺で、四方に壁のない吹放しの舞殿形式です。
Q出雲大神宮拝殿の天井はどうなっていますか。
A内部は全面が小組格天井です。吹放しなので参道からも見上げられます。
Q出雲大神宮拝殿で神楽は見られますか。
A神社によれば、4月18日の花鎮祭と10月21日の例祭で巫女による浦安の舞が拝殿で奉納されます。
Q出雲大神宮拝殿に上がれますか。
A上がれません。吹放しの外側から内部の天井や柱を見学します。

基本データ

名称出雲大神宮拝殿(いずもだいじんぐうはいでん)
所在地京都府亀岡市千歳町千歳出雲無番地
指定区分登録有形文化財(建造物) 登録番号 26-0617
指定年令和3年(2021年)2月4日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、檜皮葺、建築面積34平方メートル
所有者宗教法人出雲大神宮
公開状況外観のみ。吹放しのため内部の天井も外から見える

参考文献

国指定文化財等データベース 出雲大神宮拝殿(文化庁)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00013589
文化遺産オンライン 出雲大神宮拝殿
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/569272
出雲大神宮(ぶらり亀岡 亀岡市観光協会)
https://www.kameoka.info/seeing/izumodaijingu.php

最終更新日: 2026.09.27