宮崎県の重 要 文 化 財
Important Cultural Property of 宮崎県宮崎県に所在する重要文化財。
宮崎県都農町の旧豊後街道に面した商家、赤木家住宅。天保8年に本陣の許可を得、天保15年の類焼後に同年中に再建された主屋と蔵・納屋の3棟が宅地とともに重要文化財。波に鶴の板欄間を飾る座敷、3室に分かれた蔵、高い石積みの納屋を解説。
宮崎県串間市の旧吉松家住宅は大正8年上棟の大規模な近代和風住宅で、平成20年に国の重要文化財となった。主屋、内蔵、物置、外風呂、外蔵の5棟が残り、格天井の玄関や折上格天井の洋間が見どころとなっている。入館は無料。
鞍埼灯台は宮崎県日南市南郷町の大島南端の断崖にある明治17年(1884年)の洋式灯台で、重要文化財。横浜・香港航路のために設けられ、正12角形の無筋コンクリート造の灯塔は日本最初期のコンクリート造の構造物。
宮崎市佐土原町の巨田神社本殿は、棟札により文安5年(1448年)の建立と判明する三間社流造の社殿。南九州に数少ない中世神社建築として国の重要文化財に指定され、解体修理で朱漆と金箔の彩色が復され、境内には若宮社・今宮社も並ぶ。
宮崎県都城市の興玉神社内神殿は、応永6年(1399年)の棟木墨書をもつ県内最古の木造建造物。もとは正応寺薬師堂の厨子で、廃仏毀釈の際に住民が神社へ移して守った。年代の確かな九州の中世禅宗様建築として貴重。
宮崎県高千穂町に建つ高千穂神社本殿は、安永七年(一七七八)に延岡藩主の後援で造営された五間社流造。欅の素木に龍や鳳凰、猟師と猪、三毛入野命の伝説を刻み、縁の西端には珍しい稲荷社を備える。平成十六年に重要文化財へ指定された。
宮崎県椎葉村の那須家住宅は、文政6年(1823年)建築の国指定重要文化財。桁行約25メートル、奥行き約8メートルの横長い並列型民家で、平家落人と源氏方の那須大八郎をめぐる言い伝えから鶴富屋敷とも呼ばれる。
間仕切柱の刻銘から天明7年(1787年)建築と判明する、宮崎県内で建築年が最も古い民家。土間がなく「オモテ」「ヘンヤ」の板敷き二室からなり、九州中南部山間部の古い形式を残す。五ヶ瀬町から宮崎県総合博物館民家園へ移築。
神門神社本殿は宮崎県東臼杵郡美郷町南郷神門にある寛文元年(1661年)の七間社流造・板葺の本殿で、重要文化財。九州山地の東麓の神社で、棟札から建立年が判明し、棟札5枚と旧扉の部分2点もあわせて指定されている。