明治
Meiji明治時代(1868 – 1912)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
広島県福山市今津町の村上家住宅納屋は、衣装蔵と米蔵をつなぐ明治の木造平屋建。室内の床や戸棚に寺子屋として使われた名残をとどめ、敷地の内側は真壁、外側の北面は本瓦葺の大壁と仕上げを作り分ける。平成22年(2010年)に登録有形文化財となった。
広島県尾道市向島町、庄屋を勤めた吉原家の屋敷に建つ明治18年建築の長屋門。石垣の上に横長く載る瓦葺の表門で、文政8年の家相図に描かれた門の規模と形式を継承したと推定される。平成9年に国の登録有形文化財に登録された。
金刀比羅宮の785段目に建つ御本宮・御別宮・南渡殿など12棟は、神仏分離後の明治7〜11年に整えられた素木の社殿群で、2024年に重要文化財に指定された。各棟の年代と形式、指定理由、外観の見どころを記す。
香川県善通寺市の旧善通寺偕行社。明治36年に陸軍第十一師団の将校の社交クラブとして建てられた木造平屋の洋風建築で、北面に玄関ポーチ、南に芝庭を備える。保存修理で創建時の姿に復元され、無料で見学できる。
香川県坂出市与島町鍋島の鍋島灯台。兵庫の開港にあわせて明治初期に建てられた高さ9.8メートルの石造の洋式灯台で、英国人技師ブラントンが立地から建設まで主導した最初期の一つ。敷地は一般開放され、瀬戸大橋を望む。
綾菊酒造(旧泉谷酒造場)東酒蔵は香川県綾川町にある明治後期の土蔵造2階建の酒蔵。切妻造本瓦葺の妻入で、東面を葺き下ろして幅14.2mとし、綾川側に落棟の蔵を延ばす。登録4棟で最古、平成18年に登録された。
坂出の製塩業者岩瀬家の表門から街路へ北に延びる導入路の両側を縁取る明治後期の石組。長さ16メートル、幅0.7メートルの花崗岩石積の上端に切石を並べて植込みとし、昭和前期に改修された。平成31年登録有形文化財。
坂出の製塩業者岩瀬家の屋敷の東北隅に建つ明治後期の薬医門。間口2.1メートル、起り屋根の切妻造本瓦葺で、南脇に潜戸を備える。冠木と虹梁形頭貫の上に4本の梁を渡して軒桁を受ける。平成31年登録有形文化財。個人宅で非公開。
香川県坂出市の製塩業者岩瀬家の母屋。明治23年頃に建ち、昭和7年頃に南端を2階建てに増築。入母屋造桟瓦葺、建築面積283平方メートル、2階に和洋あわせて4室を備える。平成31年登録有形文化財。個人の住宅で非公開。
坂出の製塩業者岩瀬家の主屋背面につながる明治後期の座敷棟。寄棟造桟瓦葺2階建、建築面積74平方メートル。磨き丸太の床柱、黒檀の床框、遠見霞の欄間を上下の階で同じ意匠に統一する。平成31年登録有形文化財。個人宅で非公開。
坂出の製塩業者岩瀬家の中庭に明治44年頃に建った土蔵造2階建の道具蔵。切妻造本瓦葺、建築面積60平方メートル。漆喰壁の腰と四隅を海鼠壁とし、小屋組に洋式のトラスを用いる。平成31年登録有形文化財。個人宅で非公開。
坂出の製塩業者岩瀬家の表門の両側に延びる明治後期の土塀。高さ2.4メートル、総延長47メートル。石垣または石積の上に漆喰塗の土壁を築いて瓦屋根をかけ、出隅の妻に入八双風の図柄をあしらう。平成31年登録有形文化財。
香川県綾歌郡宇多津町の宇夫階神社雑庫は、明治中期(1868年から1911年)に建てられた建築面積27平方メートルの登録有形文化財。切妻造本瓦葺の2階建土蔵で、小屋組にトラスを用い、腰は目地切のモルタル仕上げとする。
香川県綾歌郡宇多津町の宇夫階神社末社金刀比羅宮拝殿及び幣殿は、明治7年(1874年)に建てられた建築面積37平方メートルの登録有形文化財。身舎は組物を省き、向拝の三斗組と中備の波紋彫刻に装飾を集める。
高松市三谷町の漆原家住宅木納屋は、屋敷の南東の角に建つ明治前期の納屋。切妻造本瓦葺で桁行16.4m、通り側は開口のない土蔵造、敷地側は開け放しで、薪の納屋だったと伝わる。2023年に登録有形文化財。外観は道から。
高松市三谷町の漆原家住宅中門及び袖塀は、屋敷の表と座敷の庭を分ける明治中期の門と塀。薬医門形式の中門と引戸の腕木門を開き、表側は白漆喰の大壁、庭側は黒漆喰の真壁に腰板張とする。敷地の内側にあり非公開。
高松市三谷町の漆原家住宅土蔵は、屋敷の北寄りに建つ明治前期の土蔵造2階建。東半を主屋土間側に開く米蔵、西半を座敷側に開く道具蔵とし、2階は金網張窓と目透し張の床で通気を図る。敷地の内側にあって非公開。
高松市三谷町の漆原家住宅水肥納屋は、水肥を造り蓄えた明治前期の納屋。通り側は開口のない大壁、敷地側は開放で、土間に大甕3基を据える。郷士で庄屋の家の農業の姿を伝え、2023年に登録有形文化財に。外観は道から。
高松市三谷町の漆原家住宅湯殿は、座敷の西に濡れ縁でつながる明治35年ごろの客用の湯殿と便所。丸太を多用した真壁造で、鉄砲風呂や青磁の便器、4分の1円と真円の下地窓を備える。2023年に登録有形文化財。
香川県善通寺市上吉田町の大川酒店。明治34年に建てられた造り酒屋の店舗兼主屋で、木造2階建。黒漆喰塗りの2階正面に大正12年から造る「清酒五岳」の銘柄を描き、むくり屋根や波の棟飾り、鏝絵が重厚な外観をつくる。