埼玉県の重 要 文 化 財
Important Cultural Property of 埼玉県埼玉県に所在する重要文化財。
埼玉県川越市の喜多院は、寛永15年(1638年)の大火のあと徳川家光が江戸城紅葉山の別殿を移して復興したと伝わる天台宗寺院。客殿・書院・庫裏・慈眼堂・鐘楼門・山門の6棟が重要文化財で、内部も拝観できる。
旧新井家住宅は埼玉県秩父郡長瀞町にある江戸中期の民家で、昭和46年に国の重要文化財に指定された。屋根裏から出た延享2年の祈祷札が建立年の根拠となる。石を置いた板葺屋根は秩父で唯一の現存例。内部まで公開されている。
埼玉県入間市の高倉寺観音堂は、14世紀後半ごろの禅宗様の仏堂で、延享元年(1744年)に飯能市の長念寺から移された。扇垂木の総反りの軒や二手先の組物、花頭窓を備え、昭和24年に重要文化財となった。内部は非公開。
埼玉県川島町の広徳寺大御堂は、北条政子が美尾谷十郎廣徳の菩提を弔うため建てたと伝わる阿弥陀堂。現在の建物は室町時代に再興されたもので、方3間の寄棟造、茅葺。昭和13年(1938年)に重要文化財に指定された。
埼玉県東松山市の光福寺宝篋印塔は、元亨3年(1323年)に藤原光貞と比丘尼妙明の供養のため建てられた石造の宝篋印塔。高さ約2.1メートルで、関東型と関西型の特徴をあわせもつ。境内の収蔵庫に保存されている。
慈光寺開山塔は埼玉県比企郡ときがわ町西平の慈光寺にある天文25年(1556年)の開山塔で、重要文化財。寺を開いた僧をまつる宝塔の形式で、屋根をとち葺とする室町時代後期の木造の塔である。昭和28年(1953年)に指定された。
誠之堂は埼玉県深谷市起会にある大正5年(1916年)の煉瓦造の記念堂で、重要文化財。渋沢栄一の喜寿を祝い第一銀行が東京に建て、平成に深谷市へ移築された。英国の田園趣味の外観と多彩な煉瓦積で知られ、無料で見学できる。
日枝神社本殿は埼玉県川越市小仙波町にある室町時代後期の三間社流造の本殿で、重要文化財。屋根を銅板で葺き、附として宮殿1基もあわせて指定されている。指定は昭和21年(1946年)の旧法による指定にさかのぼる。
埼玉県後谷遺跡出土品は、桶川市の後谷遺跡から出土した縄文時代後期から晩期の出土品645点で、平成23年に重要文化財に指定された。赤彩や漆が残る土製の耳飾や赤漆塗りの櫛、弓などの木製品が特徴である。
鉄道博物館(埼玉県さいたま市)に収蔵される国指定重要文化財「鉄道古文書」は、明治3年(1870)の鉄道掛設置から明治26年(1893)の鉄道庁廃止までの公文書を綴じた全91冊。日本の鉄道創業期における予算・建設・規則制定・私鉄勃興の実態を伝える根本史料です。関東大震災と戦災を乗り越えて今日に伝わる、鉄道近代化の生きた記憶を訪ねる旅へ。