通用門と向き合う六角形の水屋
西教寺宗祖大師殿水屋は、滋賀県大津市坂本の西教寺で、宗祖大師殿の一郭の北側、通用門と向き合う位置に建つ大正6年(1917年)頃の六角形の水屋で、平成13年(2001年)8月28日に登録有形文化財に登録された。
唐門や通用門とともに、大正期の伽藍整備で建てられた。文化庁の記録では木造、桟瓦葺、建築面積4.4平方メートル。登録番号は25-0164。
西教寺宗祖大師殿水屋が登録された理由
西教寺宗祖大師殿水屋の登録基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」である。文化庁の解説は、通用門と対面した位置に建ち、大師殿の一郭の北側の景観に欠かせない存在と評価している。
六角形の平面の中央に円形の花形の水盤を置き、6本の柱を長押で固めて、六角に組んだ桁を支える。屋根の頂には宝珠を載せる。小さな建物だが、六角形という形が一郭のなかで目印になっている。
西教寺宗祖大師殿水屋の見どころ
水盤をのぞき込みたい。西教寺文化遺産ガイドによれば、蓮の花を模した円形の水盤である。
見上げると、格天井から化粧垂木が放射状に広がる。文化遺産ガイドは、垂木と垂木のあいだに屋根裏の空気を逃がす設えがあり、近代建築で用いられるようになった工夫だと記している。
西教寺宗祖大師殿水屋の見学
西教寺宗祖大師殿水屋は宗祖大師殿の一郭の境内にあり、外から見ることができる。境内の拝観時間と拝観料、行き方は西教寺のページにまとめてある。
Q&A
- 西教寺宗祖大師殿水屋とはどんな建物ですか?
- 宗祖大師殿の一郭に建つ六角形の水屋で、中央に円形の花形の水盤を置いています。
- 西教寺宗祖大師殿水屋はいつ建てられ、いつ登録されましたか?
- 大正6年(1917年)頃の建築で、平成13年(2001年)8月28日に登録有形文化財に登録されました。登録番号は25-0164です。
- 西教寺宗祖大師殿水屋の構造は?
- 6本の柱を長押で固めて六角に組んだ桁を支え、桟瓦葺の屋根の頂に宝珠を載せています。
- 西教寺宗祖大師殿水屋の天井の見どころは?
- 格天井から化粧垂木が放射状に広がり、垂木のあいだに屋根裏の空気を逃がす設えがあります。
- 西教寺宗祖大師殿水屋はどこにありますか?
- 宗祖大師殿の一郭の北側で、通用門と向き合う位置にあります。
基本情報
| 名称 | 西教寺宗祖大師殿水屋(さいきょうじしゅうそだいしでんみずや) |
|---|---|
| 所在地 | 滋賀県大津市坂本本町3210 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成13年(2001年)登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 木造、瓦葺、建築面積4.4㎡ |
| 所有者 | 西教寺 |
| 公開状況 | 境内にあり見学可 |
参考文献
- 西教寺宗祖大師殿水屋(文化庁 国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00002288
- 宗祖大師殿水屋(西教寺文化遺産ガイド)
- https://saikyojiguide.jp/contents/content04/
- 境内図(西教寺文化遺産ガイド)
- https://saikyojiguide.jp/map/
最終更新日: 2026.10.06