大師殿の西に構えた大きな平唐門
西教寺宗祖大師殿通用門は、滋賀県大津市坂本の西教寺で、宗祖大師殿の西側の基壇上に建つ大正6年(1917年)の平唐門で、平成13年(2001年)8月28日に登録有形文化財に登録された。
1間1戸の平唐門で、両側に折れ曲がる築地塀が延びる。文化庁の記録では間口3.0メートルで、左右の袖塀全長3メートルと築地塀全長43メートルを付属として含む。唐門と同じく大正期の伽藍整備の一環で建てられた。登録番号は25-0163。
西教寺宗祖大師殿通用門が登録された理由
西教寺宗祖大師殿通用門の登録基準は「造形の規範となっているもの」である。文化庁の解説は、通用門のため簡素なつくりだが規模が大きく、棟通りの大柄な蟇股が意匠の核になっていると評価する。
軒は垂木の間隔を大きくとった大疎垂木とする。屋根材は、文化庁の解説文が檜皮葺とし、構造欄は瓦葺としている。同じ一郭の唐門と同様に記載が分かれる。
西教寺宗祖大師殿通用門の見どころ
棟の下に据えられた大きな蟇股を正面から見たい。装飾を絞った門のなかで、この蟇股だけが大きく造られ、門全体の印象を決めている。
東の唐門と比べると、同じ一郭の門でも役割による違いがよく分かる。正門の唐門は彫刻で華やかに飾り、通用門は規模の大きさと蟇股ひとつで格を示す。向かい側には六角形の宗祖大師殿水屋が建つ。
西教寺宗祖大師殿通用門の見学
西教寺宗祖大師殿通用門は境内から外観を見ることができる。境内の拝観時間と拝観料、行き方は西教寺のページにまとめてある。
Q&A
- 西教寺宗祖大師殿通用門とはどんな門ですか?
- 宗祖大師殿の西側の基壇上に建つ1間1戸の平唐門で、両側に折れ曲がる築地塀が延びます。
- 西教寺宗祖大師殿通用門はいつ建てられ、いつ登録されましたか?
- 大正6年(1917年)の建築で、平成13年(2001年)8月28日に登録有形文化財に登録されました。登録番号は25-0163です。
- 西教寺宗祖大師殿通用門の見どころは?
- 棟通りに据えた大柄な蟇股です。簡素な門のなかで意匠の核になっています。
- 西教寺宗祖大師殿通用門の登録に含まれるものは?
- 門に加え、左右の袖塀全長3メートルと築地塀全長43メートルが含まれています。
- 西教寺宗祖大師殿通用門は見学できますか?
- 境内から外観を見ることができます。
基本情報
| 名称 | 西教寺宗祖大師殿通用門(さいきょうじしゅうそだいしでんつうようもん) |
|---|---|
| 所在地 | 滋賀県大津市坂本本町3210 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成13年(2001年)登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 木造平唐門、瓦葺、間口3.0m、左右袖塀全長3m及び築地塀全長43m付 |
| 所有者 | 西教寺 |
| 公開状況 | 外観は境内から見学可 |
参考文献
- 西教寺宗祖大師殿通用門(文化庁 国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00002287
- 宗祖大師殿通用門(西教寺文化遺産ガイド)
- https://saikyojiguide.jp/contents/content01/
- 境内図(西教寺文化遺産ガイド)
- https://saikyojiguide.jp/map/
最終更新日: 2026.10.06