山梨県の重 要 文 化 財
Important Cultural Property of 山梨県山梨県に所在する重要文化財。
窪八幡神社鳥居は天文4年(1535年)建立とされる木造両部鳥居で、山梨市は現存する日本最古の木造鳥居と説明する。武田信虎の厄年に造られたとも伝わる。参道上の位置と、両部鳥居の構造の見どころを詳しく紹介する。
窪八幡神社拝殿(庁屋)は弘治3年(1557年)ごろの切妻造・檜皮葺の拝殿。十一間社流造の本殿に合わせた間口11間で、左右非対称と低い床から庁屋を兼ねたとされる。鰐口の刻銘や建物の見どころを詳しく紹介する。
窪八幡神社本殿は永正16年(1519年)ごろの十一間社流造で、三間社3棟を1間ずつ挟んで連結した国内最大の流造本殿。武田信玄が扉の金箔を再興させたとも伝わる。構造と板壁画などの見どころ、見学の仕方を解説。
窪八幡神社末社高良神社本殿は明応9年(1500年)再建と伝わる一間社隅木入春日造の本殿。高良明神をまつり、境内の重要文化財の本殿で唯一の春日造。室町後期の手法を示す妻入の姿と、見学の仕方を詳しく解説する。
窪八幡神社末社武内大神本殿は明応9年(1500年)再建と伝わる一間社流造の本殿。武内宿禰をまつる素木造で、優美な絵様彫刻と整った木割から小規模本殿の代表作とされる。本社本殿と同じ9段の木階など見どころを紹介。
窪八幡神社末社比咩三神本殿は寛永2年(1625年)徳川忠長再建と伝わる一間社流造の本殿。池の中島に建ち、白・朱・黒に塗り分け金箔を施した総漆塗りで、境内の重要文化財9件のなかで唯一の江戸時代の社殿である。
山梨県甲府市の甲斐善光寺の善光寺山門。宝暦4年の焼失後、本堂に先立って明和4年に上棟した五間三戸の楼門で、棟高15メートル。和様と禅宗様を折衷した華麗な建築で、両脇には未完成と考えられる仁王像が安置されている。
山梨県甲府市の甲斐善光寺の善光寺本堂(金堂)。宝暦4年の焼失後に再建され、天明5年上棟、寛政8年落慶の撞木造の大仏堂で、総高27メートル。中陣天井の「鳴き龍」や戒壇廻りで知られ、江戸後期を代表する大規模建築。
高室家住宅は山梨県甲府市高室町にある医家の屋敷で、重要文化財。甲府勤番の医家を務めた家で、天明8年(1788年)の主屋に薬の調合所や薬草を乾かすつし2階を残す。約5,000平方メートルの屋敷地に長屋門や離れ、6つの蔵など9棟が並ぶ。
武田八幡神社本殿は山梨県韮崎市神山町にある天文10年(1541年)の三間社流造・檜皮葺の本殿で、重要文化財。室町時代後期の建築で、棟札5枚と旧巻斗1箇が附として指定され、昭和4年(1929年)に指定された。
長谷寺(ちょうこくじ)本堂は山梨県南アルプス市榎原にある大永4年(1524年)の本堂で、重要文化財。寺伝では養老2年(718年)の行基の開創で、本堂は建築様式から室町中期の再建とみられる入母屋造の三間堂。
天神社本殿は山梨県山梨市大工にある大永2年(1522年)の一間社流造・檜皮葺の本殿で、重要文化財。切妻造・平入の身舎の正面側の屋根を長く延ばして庇とする流造の形式を、室町時代後期の建築として今に伝える。
東光寺仏殿は山梨県甲府市東光寺町にある室町時代後期の禅宗の仏殿で、重要文化財。裳階をめぐらせ檜皮葺の入母屋造の屋根が二重に見える。甲府五山の一つの東光寺で、天正10年の兵火と昭和20年の戦災をともに免れた唯一の建物である。
山梨市牧丘町のブドウ畑に囲まれて建つ中牧神社本殿は、棟札により文明10年の建立と確定した一間社流造・檜皮葺の社殿。昭和28年に重要文化財へ指定された。埴安姫を祀り、四か村の総鎮守として修理を重ねてきた。
山梨県北杜市小淵沢町の旧平田家住宅は、桁行19.7メートルの茅葺民家。江戸中期の名主屋敷で、一間間隔の柱や広い土間に古式を残し、平成元年に重要文化財となった。JR小淵沢駅から徒歩10分、一般公開されている。
山梨県富士河口湖町の富士御室浅間神社本殿は、慶長17年に鳥居成次が富士山二合目へ造営した大型の一間社入母屋造。昭和48年から翌年にかけ河口湖畔の里宮へ移築され、昭和60年に重要文化財に指定された。世界遺産の構成資産でもある。
旧睦沢学校校舎は山梨県甲府市北口にある明治8年(1875年)の小学校の校舎で、重要文化財。県令藤村紫朗が建てた擬洋風建築の代表作で、中央に塔屋を付けた木造2階建。武田神社の境内を経て甲府駅北口に移され、甲府市藤村記念館として公開されている。
門西家住宅は、山梨県身延町湯之奥にある17世紀後期の民家で、昭和39年(1964年)に重要文化財となった。桁行14.7メートルの入母屋造・茅葺で広間型の間取りをもち、富士川流域の古い民家の代表とされる。