福島県の登録有形文化財
福島県 · 登録有形文化財
荒川第二堰堤は福島市土湯温泉町の荒川に昭和13年(1938年)築造、昭和16年増設の砂防堰堤で、2008年に登録有形文化財となった。温泉街のすぐ上手に立ち、荒川の近代砂防堰堤で最大の天端幅を持つ強固な造り。
荒川第八堰堤は福島市土湯温泉町の荒川上流に昭和27年(1952年)に築かれた砂防堰堤で、2008年に登録有形文化財となった。川上第一・第七と約600mの区間に連続して築かれ、渓床勾配を緩め緑の回復に寄与する。
荒川第四床固工は福島市上名倉の荒川中流域に昭和29年(1954年)に築かれた床固工で、2008年に登録有形文化財となった。長さ184m・高さ2.7mの谷積の堤体で、土砂をためず河床を固定し勾配を緩める。
荒川第六堰堤は福島市土湯温泉町の荒川に昭和25年(1950年)に築かれた砂防堰堤で、2008年に登録有形文化財となった。上流面を丸い川石の玉石積、下流面を布積とし、下流側に同じ形式の副堰堤を備えて2段で並ぶ。
福島県大熊町大川原に建つ石田家住宅主屋は、建築面積230平方メートルの江戸時代末期の農家建築。南北二列に六室を並べた間取と、床・棚・付書院を備えた西端の座敷が上層農家の家格を示す。令和元年12月登録。
福島県大熊町大川原に建つ石田家住宅土蔵は、明治時代前期の土蔵造二階建で建築面積45平方メートル。本体の上に別構造の屋根を架ける置屋根形式をとり、東妻の下屋を蔵前として扉口を設ける。令和元年12月、主屋ほか3件とともに登録。
福島県大熊町大川原に建つ石田家住宅籾蔵は、建築面積11平方メートルの板倉で、石田家住宅の登録4件で最小。柱の溝に横板を落とし込み、床を土台より一段上げることで、籾米の貯蔵に必要な通気を確保している。令和元年12月に登録。
福島県大熊町大川原に建つ石田家住宅門は、明治時代中期の切妻造桟瓦葺で、桁行梁間とも一間、間口2.7メートル。敷地南面の水路に架かる石橋を覆って建ち、門をくぐる動作と水を渡る動作が重なる。令和元年12月に登録。
和泉屋旅館主屋は、昭和9年5月の田島大火の直後に越後の棟梁が建てた木造2階建の旅館建築。組物を添えた向唐破風の大玄関が国道121号に面し、平成11年に登録有形文化財となった。戦後の進駐軍指定旅館時代の洋間も残る。
和泉屋旅館土蔵は、奥行きの長い敷地の中央東端に建つ妻入の土蔵造2階建。様式から明治期の建築と推定され、置屋根の上部には昭和9年の大火の跡が残る。営業用の什器を納めた蔵で、平成11年に登録有形文化財となった。
井上合名会社座敷蔵は福島県喜多方市南町にある大正後期の土蔵造2階建の座敷蔵で、登録有形文化財。店舗蔵の北に建ち、下階に座敷飾りを備えた和室2室と三方の縁を設け、上階は洋小屋を組んだ家財蔵としている建物。
井上合名会社醸造蔵は福島県喜多方市にある昭和3年(1928年)の土蔵造の醸造蔵で、登録有形文化財。桁行30.6メートルの大型の土蔵で、簓子下見板を高く張った外壁と、トラスを2段に重ねた独特の小屋組をもつ。
井上合名会社店舗蔵は福島県喜多方市南町にある江戸末期の土蔵造2階建の店蔵で、登録有形文化財。通りに西面し、中塗仕上げの外壁に腰タイルを貼り、上階正面の窓に格子と鳥居形の窓枠を見せる。下階が店舗、上階が座敷。
上野家住宅旧穀蔵は喜多方市松山町村松にある江戸末期の土蔵造2階建の蔵で、屋敷の7件で最も古い。桁行14mの大きな蔵で、自然石と切石の二段の基礎と、庇付きの出入口と上下の窓が並ぶ南面に特色がある。2010年に登録有形文化財となった。
上野家住宅主屋は喜多方市松山町村松に明治9年(1876年)に建った土蔵造2階建の町家。蔵座敷と旧店舗蔵がL字に連なり、建築面積313㎡。1階に漆塗の十八畳座敷を備え、2010年に登録有形文化財となった。
上野家住宅調度蔵は喜多方市松山町村松に明治9年(1876年)、主屋と同じ年に建った土蔵造2階建の蔵。切妻造妻入で東面の下屋を出入口とし、1階を前後二室に分け、内壁を板張りで丁寧に仕上げている。2010年登録。
上野家住宅離屋は喜多方市松山町村松に大正6年(1917年)に建った離れ座敷。入母屋造の十畳一室に紫檀・欅・縞柿の銘木と山水や鶴の襖絵を用い、角屋に浴室と便所を備える。近代の接客空間の好例とされる。2010年登録。
上野家住宅味噌蔵は喜多方市松山町村松に明治12年(1879年)に建った土蔵造平屋建の蔵。建築面積29㎡と屋敷で最も小さく、土間床に和小屋をあらわす。主屋の勝手口に近く、近代の住生活の一端を示す蔵として登録された。
上野家住宅煉瓦蔵は喜多方市松山町村松に明治後期に建った煉瓦造2階建の蔵。イギリス積で腰と開口に施釉煉瓦を使い、欠円アーチの窓とトラスの小屋組をもつ。漆喰の土蔵が並ぶ屋敷の景観に変化を与える一棟。2010年登録。
上野家住宅煉瓦塀は喜多方市松山町村松にある明治後期の煉瓦塀。延長24m、施釉煉瓦のイギリス積で、通り側は高さ2.6m・厚さ36cm、隣地境は35cm低い。鉄扉の開口をもち、漆喰仕上げの主屋と対照をなす。