群馬県の登録有形文化財
群馬県 · 登録有形文化財
前橋市の上毛電気鉄道大胡駅の電車庫。昭和3年(1928年)の木造平屋建で、背の高い2棟の切妻棟を並べ、キングポストトラスで引込線2線を覆う。日本の初期の電車庫の遺構とされ、今は完全予約制で見学できる。
前橋市の上毛電気鉄道大胡駅の変電所に付属する昭和3年(1928年)の鉄骨造の引留鉄塔。高さ6.3メートルの柱状の鉄塔で、母線を引き留める役割を担う。開業時からの変電設備を構成する鉄塔の一つとして登録された。
前橋市の上毛電気鉄道大胡駅の変電所に付属する昭和3年(1928年)の鉄骨造の避雷鉄塔。高さ5.0メートルのワーレントラスの鉄塔で、避雷器への分岐線を支える役割を担う。開業時からの変電設備を構成する鉄塔の一つとして登録された。
前橋市の上毛電気鉄道大胡駅の変電所。昭和3年(1928年)の鉄筋コンクリート造平屋建で、昭和18年に空襲への備えとして事務室を増築した。縦長窓と柱形、蛇腹で外観を整え、今も交流を直流に変えて電車を動かす。
群馬県前橋市粕川町の粕川に架かる上毛電気鉄道の鉄道橋。昭和3年(1928年)の開業時に架けられた橋長42メートルの鋼製4連桁橋で、カスリーン台風後に橋脚を改修したが、橋桁は開業当初のものを使い続けている。
群馬県桐生市宮前町の上毛電気鉄道西桐生駅の駅舎。昭和3年(1928年)の開業時に建てられた木造平屋建で、中央改札場のマンサード屋根に飾りガラスの換気口を開き、褐色モルタルの外壁に車寄せを構える。現役の駅舎。
群馬県桐生市の上毛電気鉄道西桐生駅で駅舎の西側に隣接する昭和3年(1928年)の木造のプラットホーム上屋。切妻造・スレート葺で、10本の独立柱が上部のトラスを支える。希少となった木造上屋として往時の駅の景観を残す。
群馬県桐生市の渡良瀬川に架かる上毛電気鉄道の鉄道橋。昭和3年(1928年)の橋長157メートルの鋼製8連桁橋で、60フィートの鈑桁を鉄筋コンクリート造の橋脚7基と橋台2基が支える。上毛電気鉄道で最長の橋梁である。
群馬県中之条町の白井屋。三国街道の脇往還に通じる新道に面し、明治25年頃から宿屋を営んだと伝わる切妻造・平入の木造2階建で、2階をせがい造として6畳の客室5室を並べる。明治期の旅籠遺構の一つとされる。
群馬県高崎市吉井町の水琴亭。昭和10年に東京・井の頭で香道家吉田露香の邸宅として建てられ、平成2年に移築された数寄屋建築で、仰木魯堂の数少ない現存作品。松永安左衛門命名の茶室而生庵が付き、庭の水琴窟は音風景100選。
群馬県桐生市の元宿浄水場の東北隅に建つ昭和7年(1932年)の旧事務所。スクラッチタイル張りの壁と縦長の窓や柱形で垂直線を強調し、1室だけ色瓦葺の切妻屋根を載せる。現在は水道資料館として使われている。
群馬県桐生市堤町の水道山に建つ昭和7年(1932年)の旧配水事務所。スクラッチタイルの外壁とスペイン瓦の屋根をもつ山荘風の建物で、ライトの影響が見られる。改修後は水道山記念館として無料で公開されている。
桐生市本町一丁目の曽我家住宅稲荷社は、床裏の墨書から慶応3年の遷宮と知れる書上氏ゆかりの屋敷社。一間社流造の小社で、向拝虹梁上の龍と頭貫木鼻の獅子を精緻に彫り、入母屋の覆屋に納まる。平成18年に登録。
桐生市本町一丁目の曽我家住宅主屋は明治後期の木造平屋建の町家。本町通りに面した東側を格子窓とし、玄関は南側の下屋に開く。屋根は切妻造で通り側の端だけを寄棟とし、北面は白漆喰の防火壁。平成18年に登録。
桐生市本町一丁目の曽我家住宅新座敷は大正11年の木造及び煉瓦造2階建。路地に面した北側の外壁だけを煉瓦で積んで小窓を開き、2階に7畳半の座敷2室と南の廊下を設ける。敷地北辺の防火壁の西端を担う。平成18年登録。
桐生市本町一丁目の曽我家住宅土蔵は、酒造業の書上家が建て明治22年の銅版画にも描かれた土蔵造2階建の蔵。桁行6間、梁間2間半で、白漆喰の北壁は主屋・新座敷とつながり敷地北辺の防火壁をなす。平成18年登録。
桐生市本町一丁目の曽我家住宅門は、本町通りに面した大正11年頃の石造の表門。瘤出し仕上げで角を江戸切とした一対の花崗岩の門柱に、鉄パイプで唐破風形につくった飾りを掛け、中央に照明を吊る。平成18年登録。
富岡市社会教育館玄関及び事務室棟は昭和11年竣工、建築面積193平方メートルの寄棟造の棟で、施設の正面にあたる。東寄りの車寄はゆるい勾配の直線的な屋根が特徴で、西寄りに二ノ口玄関を持つ。今も受付として使われ、見学は無料。
富岡市社会教育館講堂棟は昭和11年竣工、建築面積314平方メートルの入母屋造の講堂で、登録5件で最大の棟。60畳の講堂の背後に演壇と旧神殿が続き、大きな入母屋破風と切妻の玄関が重なる南の正面が見どころ。
富岡市社会教育館正門は昭和11年竣工の一間薬医門で、敷地の入口に建つ。間口3.6メートルと大きく、袖塀と潜りを付ける。主柱上に冠木と男梁を架け、束で棟木を支える軸太で簡明な骨組みが見どころ。見学は無料。