兵庫県の重 要 文 化 財
Important Cultural Property of 兵庫県兵庫県に所在する重要文化財。
奈良時代の重要文化財「長門国鋳銭遺物」の魅力を紹介。和同開珎の銭笵・坩堝・鞴口など、日本初の公式貨幣を生み出した長門鋳銭所の鋳造道具を通じて、古代日本の貨幣製造技術と国家形成の歴史に迫ります。
兵庫県加西市の天台宗・法華山一乗寺に伝わる絹本著色阿弥陀如来像は、鎌倉時代の一幅。明治41年に国の重要文化財に指定された。国宝三重塔で知られる西国札所の古刹に残る、ふだんは表に出ない静かな仏画を訪ねる。
兵庫県姫路市の光久寺が所蔵する絹本著色迦伐蹉尊者像は、十六羅漢の第二・迦伐蹉を描いた南北朝時代の一幅。大正6年に重要文化財へ指定された。小笠原氏ゆかりの寺の歴史や、安志加茂神社など周辺の見どころもあわせて紹介する。
神戸・有馬温泉の湯泉神社が所蔵する鎌倉時代の掛幅、絹本著色熊野曼荼羅図。熊野三山の神仏を一画面にまとめた礼拝用の聖地図で、有馬への熊野信仰の広がりを映す。明治37年に保護され、いまは重要文化財に指定された希少な遺品です。
兵庫県西宮市の黒川古文化研究所が所蔵する刃長69.1センチの太刀。茎には刀工名がなく「一」の一字のみを切る。備前吉岡一文字の作と考えられ、華やかな丁子乱れと淡い乱れ映りを見せる鎌倉時代中期から後期の重要文化財。
備中・古青江の刀工、包次が鍛えた在銘の太刀。刃長79.3センチ、腰反りの高い優美な姿に、縮緬肌と地斑の澄肌、小乱れの刃文が古青江の特色をよく示す。昭和53年に重要文化財に指定され、黒川古文化研究所が所蔵する。
兵庫・黒川古文化研究所が所蔵する重要文化財の太刀。鎌倉末期の備前長船三代・景光が鍛え、刃長77.6センチ、身幅広く反りはやや深い。佩表には三鈷柄の剣を彫るが、後世の磨上げで柄は隠れ、鎺には徳川家の三つ葉葵紋が残る。
出羽三山・羽黒山の霊池に奉納された平安期の和鏡140面。兵庫県西宮の黒川古文化研究所に伝わる重要文化財から、古代の水霊信仰と王朝美の世界を巡ります。
本多錦吉郎が1890年(明治23年)に描いた油彩画《羽衣天女》は、三保の松原と富士山を背に飛翔する天女を西洋画の技法で表現した明治洋画の傑作です。2024年に国の重要文化財に指定された本作は、兵庫県立美術館(神戸市)に所蔵されています。日本古来の主題と西洋画の融合、画家本多錦吉郎の歩み、太平洋を二度越えた来歴、見どころと来館情報を、海外からの旅行者にもわかりやすく紹介します。