兵庫県の国 宝
National Treasures of 兵庫県兵庫県に所在する国宝。
神戸市唯一の国宝建造物・太山寺本堂を訪ねる旅。和様と唐様を融合した独特の建築様式、迫力ある追儺式、原生林に囲まれた静寂な境内。都心から30分で出会える、知られざる日本の美をご紹介します。
世界遺産・姫路城の4つの渡櫓(イ、ロ、ハ、ニ)の魅力を詳しくご紹介。400年の歴史、独特な防御機能、戦争や地震を乗り越えた建築美をご覧ください。
兵庫県加西市の一乗寺に伝わる国宝「絹本著色聖徳太子及天台高僧像」。平安時代中期に描かれた十幅の肖像画は、インドから中国、そして日本へと伝わった天台教学の系譜を今に伝える貴重な文化財です。
唐時代(7〜8世紀)に書写された『世説新語(世説新書)』巻第六の残巻で、中国を代表する説話集の現存最古の写本として国宝に指定されています。端正かつ典雅な楷書、平安時代の訓点、紙背の密教経典など、日中文化交流の歴史を物語る第一級の文化財です。
神戸市灘区で発見された国宝・桜ヶ丘銅鐸銅戈群は、銅鐸14個と銅戈7本の一括出土品です。弥生時代の絵画銅鐸など貴重な資料を神戸市立博物館で鑑賞できます。
神戸市灘区桜ヶ丘で発見された国宝・流水文銅鐸は、流麗な流水文様と弥生時代の人々の暮らしを描いた絵画表現で知られる青銅祭器です。神戸市立博物館での鑑賞ガイドと見どころを紹介します。
兵庫県川西市の大阪青山歴史文学博物館が所蔵する国宝『土左日記』は、嘉禎二年(一二三六)に藤原為家が紀貫之の自筆本を「一字も違はず」書写した、現存最古級にして最も忠実な写本です。日本仮名日記文学の始祖である本書の姿を、平安時代の仮名遣いのまま今日に伝える唯一無二の書跡を、清和源氏発祥の地・川西の歴史とあわせてご紹介します。
承安元年(1171年)建立の国宝・一乗寺三重塔は、日本屈指の古塔として知られる平安時代後期の和様建築です。兵庫県加西市の法華山に佇む西国三十三所第二十六番札所の見どころを紹介します。
兵庫県加古川市の鶴林寺太子堂は、天永3年(1112)に建てられた兵庫県下最古の建築で、国宝に指定されています。檜皮葺きの優美な宝形造の屋根、洗練された内部構成、そして赤外線で発見された平安の壁画など、千年の時を超えて伝わる日本建築の美を今に伝えています。
兵庫県加古川市にある鶴林寺本堂は、応永4年(1397年)に建立された室町時代初期を代表する国宝建築です。「西の法隆寺」とも称される鶴林寺の中心堂宇で、和様・禅宗様・大仏様の三様式を融合させた折衷様建築の最高傑作とされています。聖徳太子開基の伝承を持つ古刹で、力強くも優美な木造建築の魅力を間近で味わうことができます。
兵庫県小野市に佇む国宝・浄土寺浄土堂は、東大寺復興の大勧進・重源上人が建久3年(1192)に建立し、1197年頃に落成した鎌倉時代前期の仏堂です。中国宋から重源が導入した「大仏様」という建築様式を、仏堂として唯一完全なかたちで現在に伝える貴重な遺構。堂内には名仏師快慶作の阿弥陀三尊立像(国宝、阿弥陀如来像高5.3m)が安置され、夏から秋の彼岸にかけての夕刻、西の蔀戸から差し込む光が床板に反射して三尊を金色に照らし出す「御来迎」の情景は圧巻です。建物と本尊がともに国宝に指定されるきわめて希少な文化財。
兵庫県加東市の鹿野山朝光寺本堂は、応永20年(1413年)に建立された室町時代初期の密教本堂で、和様を基調に唐様・天竺様の要素を取り入れた折衷様の代表作。昭和29年(1954年)に国宝に指定された方七間の堂々たる建築で、つくばねの滝と古杉の森に囲まれた静寂の境内に佇む。
白鶴美術館が所蔵する国宝「賢愚経残巻(大聖武)」は、通常の写経より大きな一行十一〜十三字を荼毘紙に書写した奈良時代の写経。聖武天皇宸筆と伝わり、国宝の大聖武四件のうち分量と保存状態で随一とされる名品である。
六甲山麓の白鶴美術館が所蔵する国宝。大般涅槃経の注釈を集めた巻子本七十一巻で、唐代写本五十四巻に日本の補写十七巻が加わり、欠けなく完存する。平安・鎌倉の訓点は国語学の貴重な資料で、奈良の西大寺に伝来した。
兵庫県西宮市・黒川古文化研究所が所蔵する国宝の短刀「名物 伏見貞宗」をご紹介します。鎌倉時代の相州伝を代表する名工・貞宗の手になる刃長30.2センチの優品で、無銘ながら本阿弥家により貞宗作と極められ、茎には朱漆で「貞宗」「本阿(花押)」の銘が記されています。伏見城ゆかりの伝来や徳川家三つ葵紋の刀袋、不動明王・毘沙門天の梵字を彫る刀身の見どころ、来館方法、周辺観光情報まで、海外のお客様にもわかりやすく解説します。
兵庫県西宮市の黒川古文化研究所が所蔵する国宝「短刀 銘来国俊」。鎌倉時代後期に京都で活躍した来派の名工・来国俊による刃長24.5センチの優品で、徳川五代将軍綱吉から大名・柳沢家へ下賜された由緒ある一口です。明るく冴える直刃と健全な茎を備え、葵紋を散らした豪華な拵えとともに、年二回の特別展で公開されます。
昭和39年、神戸市灘区桜ヶ丘で銅鐸14口とともに偶然出土した大阪湾型銅戈7口。武器の形をしながら刃は研がれず、戦いを離れた弥生の祭器である。銅鐸とそろって国宝に指定され、神戸市立博物館で公開されている。
兵庫県小野市の浄土寺浄土堂に安置される国宝・阿弥陀三尊立像。東大寺再建を担った重源ゆかりの寺に立ち、仏師快慶の作と伝わる。中尊の阿弥陀如来は高さ約5.3メートル。夕刻、西側の蔀戸から射す光が背後を染め、来迎の姿を堂内に現す。