兵庫県の重 要 文 化 財
Important Cultural Property of 兵庫県兵庫県に所在する重要文化財。
1933年竣工、建築家ヴォーリズが妻の母校に捧げたスパニッシュ・ミッション様式の校舎群。戦災と阪神淡路大震災を乗り越え、キャンパスほぼ全体が国の重要文化財に指定された日本唯一の学校建築群。音楽館・図書館・講堂など全12棟の魅力と見学方法を詳しくご紹介します。
兵庫県の個人が所蔵する重要文化財の刀。鎌倉時代の備前一文字派の作とされ、銘はないが、丁子と呼ばれる華やかな刃文にこの一派の特徴がよく現れている。磨上げによって銘を失った太刀と考えられ、現在は非公開である。
兵庫県に伝わる重要文化財「刀〈無銘伝左〉」は、鎌倉末期から南北朝期に筑前国博多で活躍し、正宗十哲の一人に数えられる名工・左文字(さもんじ)の作と極められた一振です。九州鍛冶の伝統を一新し、地刃ともに明るく冴えた華麗な作風を確立した左文字派の精華を伝える、磨上無銘の貴重な遺品。本記事ではその刀剣史的価値と、関連作を観賞できる施設、兵庫県内の周辺観光情報をご紹介します。
兵庫県朝来市の茶すり山古墳(5世紀前半・近畿最大級の円墳)から出土した甲冑・銅鏡・武器・玉類・埴輪など664点の副葬品。畿内以外では初出土の襟付短甲を含み、ヤマト王権と但馬の首長との関係を示す国指定重要文化財です。朝来市埋蔵文化財センター「古代あさご館」で無料公開中。
兵庫県朝来市の赤淵神社本殿は、室町時代初期(1381〜1427年頃)に建立された国指定重要文化財。三間社流造こけら葺の優美な社殿と、日下部氏の祖を救ったアワビの伝承、竹田城跡にも近い静かな鎮座地の魅力をご紹介します。
兵庫県三木市吉川町に鎮座する天津神社本殿は、延徳4年(1492年)に地元の村人たちによって建てられたと伝わる、室町時代後期の代表的な神社建築です。入母屋造・妻入、一間の向拝、檜皮葺の屋根、軒下に並ぶ二軒繁垂木といった地方色豊かな意匠を備え、大正15年に国の重要文化財に指定されました。平成の修理で寛文年間の塗装が復元され、創建当初の面影と江戸前期の彩色の両方を今に伝えます。酒米・山田錦の名産地・吉川の風景のなかで、ゆったりと日本建築の奥深さを味わえる場所です。
兵庫県太子町に建つ斑鳩寺三重塔は、1565年(永禄8年)に再建された高さ約25メートルの国指定重要文化財。聖徳太子が606年に創建した古刹で、千年にわたり法隆寺の別院として栄えた境内に、天文10年の大火後の姿をそのまま今に伝える唯一の往時の建造物です。精緻な彫刻と均整のとれた姿は、桃山の装飾建築を先取りした優品と評されます。
神戸・舞子公園に佇む移情閣は、華僑の実業家・呉錦堂が大正4年(1915)に建てた八角三層の楼閣です。日本最古級の木骨コンクリートブロック造建築として国の重要文化財に指定され、中国革命の父・孫文ゆかりの地として日本で唯一の孫文記念館が設けられています。金唐革紙の壁面や鳳凰のレリーフ天井など贅を凝らした内装、明石海峡大橋を望む絶景とともに、大正ロマンを堪能できます。
兵庫県加西市の一乗寺護法堂は、本堂裏に並ぶ三棟の鎮守社のうち最も古い一棟。毘沙門天を祀る一間社隅木入春日造で、出組や軒支輪、蟇股の細部から鎌倉後期の建立と推定され、大正2年(1913年)に国の指定を受けました。
兵庫県加西市の一乗寺五輪塔は、地輪東面に元亨元年(1321年)十月十七日の刻銘を持つ総高155cmの流紋岩製石塔。各輪の四方に四方五大の種子を彫り、もとは円光谷の墓地にあった市内最古の在銘石造物です。
兵庫県加西市の一乗寺弁天堂は室町中期の一間社隅木入春日造。脇障子欄間に彫られた「梶の花に、筆」の意匠と、昭和18年の解体修理で本瓦葺から檜皮葺へ復された屋根、そして隣の護法堂との細部の違いが見どころです。
兵庫県加西市の一乗寺本堂は、寛永5年(1628年)に姫路藩主本多忠政の援助で建てられた懸造の九間堂。外陣の柱を減らして礼拝空間を広げた近世的手法、天井を埋める巡礼者の納札、国宝三重塔を見下ろす縁からの眺めが見どころです。
兵庫県三木市吉川町富岡にある稲荷神社本殿は、天文15年(1546年)に建てられた一間社隅木入春日造の小規模な本殿で、国の重要文化財です。奈良・南都東大寺の大工によって手がけられ、覆屋に納められてきたことで極めて良好な保存状態を保っています。珍しい絵蟇股や室町末期の地方的特色を示す木鼻など、見どころ豊富な隠れた名建築を訪ねる旅へご案内します。
兵庫県淡路市、淡路島北端に立つ江埼灯台は、明治4年(1871年)に英国人技師ブラントンの設計で建設された、日本でも最初期の洋式灯台の一つです。現存する洋式灯台では国内3番目に古く、令和4年に国の重要文化財に指定されました。阪神・淡路大震災の痕跡を残す石段や、明石海峡大橋の絶景とともに訪れたい歴史遺産を、魅力と見どころ、アクセス情報とあわせてご紹介します。
兵庫県三木市の歓喜院聖天堂は、応永18年(1411年)建立の三間社流造・檜皮葺の社殿。市内最古の木造建築で、縁束を支える腰組の手法がすぐれ、昭和42年に国の重要文化財に指定された。現在は覆屋に保護されている。
神戸市の相楽園内に残る旧小寺家厩舎は、明治末期に建てられた洋式の厩舎建築。円形の塔屋や急勾配の屋根が目を引く煉瓦造で、河合浩蔵の設計と伝わる。国内でも遺例が少なく、昭和45年に重要文化財に指定された。
1902年に貿易商ハッサムが北野に建て、1963年に相楽園へ移築された木造2階建ての洋館。1階アーケード、2階コロネードとアカンサスの葉の柱頭飾りを備えたコロニアル様式で、国の重要文化財に指定されている。
兵庫県豊岡市に鎮座する久久比神社は、コウノトリの古称「鵠(くぐい)」に由来する日本唯一のコウノトリゆかりの神社です。永正4年(1507年)に建立された本殿は三間社流造・こけら葺きで、蟇股の精巧な彫刻や二重虹梁太瓶束の華やかな妻飾りが特徴の国指定重要文化財です。子宝・安産祈願の聖地としても全国から参拝者が訪れます。
旧神戸居留地十五番館は、1880年頃に建てられた神戸旧居留地に唯一現存する居留地時代の建築物です。旧アメリカ合衆国領事館として使用された木骨煉瓦造のコロニアル様式建築で、阪神・淡路大震災からの復旧や日本初の文化財免震工法など、その歴史と魅力をご紹介します。
国指定重要文化財・小林家住宅(旧シャープ住宅)は、明治36年にアメリカ総領事の邸宅として建てられたコロニアル様式の洋館です。「萌黄の館」の愛称で親しまれ、アラベスク風階段や2種類のベイ・ウィンドー、神戸港を望む2階ベランダが見どころです。