岩手県の登録有形文化財
岩手県 · 登録有形文化財
岩手県奥州市にある旧臨時緯度観測所本館(木村榮記念館)は、1900年に建設された登録有形文化財です。天文学者・木村榮がZ項を発見した歴史的建造物で、眼視天頂儀や文化勲章など貴重な資料を展示しています。
岩手県奥州市の国立天文台水沢キャンパスに残る旧臨時緯度観測所眼視天頂儀室は、明治32年(1899年)に建設された国際緯度観測事業のための専用施設です。初代所長・木村榮による「Z項」の発見という天文学史上の偉業と深く結びつき、登録有形文化財として日本の近代科学の歩みを今に伝えています。
岩手県奥州市の国立天文台水沢キャンパスに残る、明治33年築の眼視天頂儀較正施設。国際緯度観測事業とZ項発見の歴史を伝える、国内でも極めて希少な登録有形文化財です。
岩手県奥州市水沢に佇む後藤伯記念公民館は、1941年に正力松太郎が政治家・後藤新平への恩義に報いて寄贈した、日本初の「公民館」です。ハーフティンバー風の妻壁装飾や重層する切妻屋根が特徴的な木造2階建ての建物で、2019年に国の登録有形文化財に登録されました。
佐藤家住宅西洋館は、岩手県一関市千厩町に残る大正13年(1924年)築の木造2階建洋館で、国登録有形文化財です。地元の名酒造・横屋酒造を率いた佐藤秀平が、明治期築の主屋に増築した近代和洋折衷建築の傑作。スレートの海鼠壁、銅板葺の水切庇、ペディメント風破風など意匠の見どころが満載で、現在は「千厩酒のくら交流施設」の一部として無料で公開され、1階には喫茶店「珈琲 樂」も入っています。
岩手県滝沢市にあるJR田沢湖線小岩井駅本屋は、大正10年(1921年)に橋場軽便線開業と同時に建てられた築100年超の木造駅舎です。令和7年8月6日に国登録有形文化財に登録され、宮沢賢治ゆかりの場所としても知られます。2023年の復元改修を経て、現役駅でありながら地域交流の拠点として活用されています。
岩手県一関市の磐井川河畔に建つ世嬉の一酒造場旧売場倉庫は、大正8年(1919)に造られた土蔵造平屋建の倉庫。瓦葺切妻屋根の白壁を、黒く焼き締めた焼過煉瓦の妻飾りが端正に縁取ります。設計は東京駅で知られる辰野金吾の流れを汲む小原友輔。平成11年(1999)に、敷地内の蔵群7棟が一括して国の登録有形文化財に登録され、現役の蔵元として今もなお息づいています。
岩手県一戸町に残る萬代舘は、明治42年に人形芝居小屋として創業し、昭和31年に映画館として改築された国登録有形文化財です。県内唯一の映画最盛期の現役映画館として、カシオペア映画祭やジャズナイトなど多彩なイベントの会場となっています。